秋〜冬になると文鳥が寒くないか、体調を崩したりしないか…とても気になりますよね。
今回はそんな寒さを和らげてくれる保温器具の選び方と種類・特徴、文鳥デイズ家はどうしているか(何を使っているか)などを紹介します。
保温器具はどうやって選ぶ?
保温器具は種類・サイズの選択肢が色々ありますが、ケージの種類やサイズ・設置場所や個数・文鳥の状態・部屋の環境などにより合うものが違いますので、これが正解というものはありません。
各家庭に合ったものを選ぶ事が大切なので、商品の説明やレビュー・使用している人の投稿などを参考に使いやすそうなものを選びましょう。
また、実際に見てみると意外と大きかった(小さかった)・思っていたより使いにくそう…ということもありますので、web上で購入する際も一度実物を見てからをおすすめします。
保温電球(カバー付き)
文鳥の飼育に一番多く使われているであろう保温器具、飼育書にも必ず登場します。
【オススメポイント】
ケージに取り付けやすく サイズの選択肢も多いので環境に合わせて選ぶ事ができ、電球だけを交換することが出来るため低コスト。
適切なサイズを選べば、これ一つとカバーだけでケージ内の温度を保つことが出来ます。
【注意点】
長時間直接上に乗ったり、サイズによっては触れただけでも火傷の危険性があります。
そのためおすすめは外付け、中に付ける場合は40W以上の場合は触れないように設置するか、常に目が届く環境で使用することが望ましいです。
また、糞が入ったり汚れが付く可能性も高いので、マメな掃除や工夫が必要です。
ビバリア マルチパネルヒーター
雛や老鳥のケージ、つまり床生活の場合はこちらを使います。
【オススメポイント】
床暖房のように、遠赤外線で下からふんわり暖めることが出来ます。
【注意点】
一般的な成鳥用のケージの下に敷いても、ケージ全体を暖めることは出来ません。あくまで床付近を暖めるものなので、雛や老鳥など、床生活がメインの時に活躍します。
SANKO 外付け式 バードヒーター
フックでケージの外側に引っ掛けて使用するタイプ、温度設定はHighとLowの2段階。
動作周囲の温度は10~40℃で、Highにした場合 10cm離れた場所の外気温がプラス3℃くらいになります(メーカー検証)
【オススメポイント】
温度設定ができ、熱くなりすぎると自動でスイッチが切れるため安心です。
外付け式なので汚れの心配も少なく、前面しか熱くならないためビニールカバーなども問題無く掛けられます。
【注意点】
ヒーター部分周辺が暖かくなる程度なので、これだけでケージ内の温度を保つことは難しいです。スポットや補助的に使用すると効果を発揮します。
ミニマルランド ほっととり暖 寄りそいヒーター
止まり木付きのヒーターで、寄り添うようにして暖まることが出来ます。水拭き掃除OK。
【オススメポイント】
ソフトな温かさなので安心感があり、寄り添っている姿はとても可愛いもの。MサイズとLサイズがあり環境に合わせて選ぶ事が出来ます。
【注意点】
ケージが狭い場合や、すでに十分に止まり木がある場合、設置場所に困ることがありますので、設置場所をよく検討してから購入しましょう。
ヒーター周辺がほんのり暖かくなり 商品名の通り寄り添って温かさを感じられる程度なので、これだけでは保温器具としては力不足、補助的な使用がベストです。
遠赤外線マイカヒーターII
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独立するタイプですが、ステンレスホルダーを使用してケージに設置することも出来ます。
【オススメポイント】
独立するためケージにヒーターの設置場所が無い場合にもそばで暖めることができ、大きさがあるので複数飼いや大きなケージも効率よく暖められます。
遠赤外線ヒーターで熱源に触れないので、火傷の心配もなく体の中から暖まります。
【注意点】
大きさがあるため 怖がりな文鳥だと慣れてくれない場合も。
他の保温器具に比べて大きく高価なため、使用環境をよく検討して購入しましょう。
湯たんぽ・カイロ
とてもアナログな感じですが、だからこそ役に立つこともあります。
【オススメポイント】
移動時や災害・避難時など、電気が使えない時でも使用することが出来ます。当然電気代もかかりません。
冬の移動時はケージの底などにカイロを貼ってあげると、少しでも寒さが和らぎます。
湯たんぽもケージを暖める補助として使用したり、放鳥時のあったかスポットとして置いておいたりしてもいいでしょう。
【注意点】
どちらもケージ全体を暖めたりは出来ず、時間が経つと暖かくなくなるので 補助的な使い方になります。
カイロは突いたりして中身が出ると危ないので ケージの底などに貼りましょう。
湯たんぽは熱湯を入れると熱くなりすぎるので、少し冷ましたお湯を入れ 手で触って温度を確認してくださいね。
ケージカバーの選び方と紹介
夜にかけるおやすみカバーとは違い、昼間は透明のカバーをかけてあげましょう。
透明カバーは大きく①開閉できる部分が無いもの・②前面が開閉できるもの の2種類があり、温度調節がしやすいため②がおすすめですが、使用環境や愛鳥に合わせて検討してくださいね。
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ケージのブランドにより 同じシリーズのカバーが販売されている場合もありますが、無ければケージに対応するサイズのカバーを探しましょう。
また、ケージの周りを囲ったり ケージをそのまま入れてしまうようなアクリルケースもあります。
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高価ですが上手に使えば保温性が高く、見た目も綺麗。
アクリル板で自作している方も居るので、気になる場合は参考にしてみても良いかも知れません。
文鳥デイズ家の保温器具・ケージレイアウトの紹介
我が家の冬の環境や使用している保温器具・ケージレイアウトを紹介します。
家の中の温度など環境
文鳥デイズ家は兵庫県神戸市にあり、文鳥たちが居るのはリビングです。
真冬にエアコンを入れていなくても室温が10度を切ることは無く、エアコンと加湿器を入れて温度20度程度・湿度50%程度を保っています(乾燥しやすいのでどうしても湿度が上がらないときはタオルを干したりします)
使用している保温器具とケージレイアウト
保温電球(20W)・外付け式バードヒーターを使用し、透明のケージカバーをかけています。
メインで使用しているケージは「SANKO イージーホームバード 37GR」
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ケージレイアウトはこんな感じです↓
これでカバーを閉めると、冬場にエアコンをつけていなくても25度程度を保てます(エアコンを付けているときは前面を半分〜3分の2くらい開けています)
バードバスを付けていれば湿度も50%〜60%を保っていますが、とても乾燥しているときは濡れタオルをカゴに入れてケージの外に設置します。
我が家では保温電球は20Wのみ、とても寒そうなときは20Wを2個設置します。
なぜもっと大きい(暖かい)サイズの物を使わないかというと、ケージの中に設置したいので上に乗っても熱くないサイズだと言うことと、例えば40Wひとつよりも 20Wふたつの方が片方を切ったり両方付けたりと室温の調節がしやすいからです。
このあたりは使用環境によると思うので、あくまで参考に ご自身でお選びくださいね。
冬になり、寒くなってくると気になる文鳥の保温・保湿。
保温器具も設置場所も色々選択肢がありますし、飼育書によっては書かれていることも違うので迷ってしまうかも知れませんが、致命的なことを避けてご家庭に合わせて考えてみてくださいね。
人のように暑い・寒い、もうちょっと…などと言ってくれないので、文鳥を冬の寒さや体調不良から守るのは飼い主。
環境作りはもちろん、毎日の体調チェックを欠かさずに、寒い冬も元気に過ごせるようにサポートしてあげましょう。
※管理人はここに載せている保温器具をすべて見たこと・使用したことがありますが、10年以上前に使用していた物もありますので、商品の販売ページの説明・レビューなども参考に記事にしています
参考商品ページ:楽天市場より