文鳥を知ろう

文鳥の一生を知ろう 雛から老鳥になるまでのイメージ・人間の年齢との比較

人間と同じように、成長し歳を重ねるけれど…?

人が赤ちゃんから幼少期・青年期…と成長し歳を重ね やがて老いていくのと同じように、文鳥も成長し歳を重ねますが、そのスピードと期間が違います。

文鳥や十姉妹・セキセイインコなどの小鳥は成長スピードが速く、孵化から3〜4週間で親鳥と同じサイズにまで成長し、生後1年未満で生殖が可能になります。

人間では考えられない成長スピードですよね。

その分当然ですが人間よりも寿命が短いので、一緒に居られる1日1日を大切に過ごしてゆきましょう。

文鳥の年齢を人間の年齢に換算すると?

文鳥の年齢を、人間の年齢に換算してみると、このようになります(※諸説ありますので、あくまで目安です)

文鳥年齢1歳2歳3歳4歳5歳6歳
人間年齢20歳26歳32歳38歳46歳54歳
文鳥年齢7歳8歳9歳10歳11歳12歳
人間年齢62歳70歳78歳84歳92歳100歳

こうして見ると、人間で言う幼少期が極端に短いことがよく分かります。

文鳥の寿命は7〜8年と言われていますが、8歳で70歳と考えると平均寿命にも頷けますね。

1歳・2歳と数えていると、まだまだ若くて幼い気になりますが、人間年齢にするとその何倍も歳を重ねているのだと少しだけ意識して、体調の変化を見逃さないようにしてあげたいものです。

鳥は”青年期”が長い

鳥の青年期とは、人間で言う「働き盛り」「花盛り」のようなもの。つまり元気に精力的に動き回って、繁殖できる期間のことを言います。

鳥は寿命に対して青年期が長く、老化が見られるギリギリまで続きます。

文鳥と暮らしている方は、7歳や8歳になっても求愛ソングを歌ったり、繁殖行動をとる子を見たことがあるのではないでしょうか。

人間だともう70代でいわゆる老年期なのですが、鳥にとってはその年齢でもまだまだ青年期だということがよくあります。

老いが見え始める直前まで元気で精力的だと言うことなのですが、逆に言うと、老化が始まると先が短い場合が多いと言うことなのです。

老いは突然やってきて、急に加速する

鳥は老いが見え始めると、一気に老化したり・体調が悪化したりと言うことがよくあります。

(実際には老化が急スピードで進むと言うわけではなく、人が気付くのはある程度進んでからの場合が多いため、気付いてから進行が早いように見えると言うわけなのですが)

寿命に占める青年期の割合が長いと言うことは、老年期が短くなるということなのです。

また、鳥は野生の本能で体調不良や悪いところを隠します。

何だか様子がおかしいなと気付いた時にはもうかなり悪化していた…ということもよくある話なので、日々の戯れの中でチェックを欠かさずに、ちょっとした変化に気付いてあげられるようにしましょう。

寿命は個体ごとに違うので、数字をあてにしない

先に人間の年齢に換算した表を載せましたが、あくまで目安です。

同じ50歳でも人によって見た目や体調が違い、内臓年齢70歳の人も居れば20代と同じように動ける人もいるように、文鳥も同じ年齢でも個体差があり状態が違います。

また、例えば成長期に十分に餌をもらえかなったり、育った環境が良くなかったりすると、本来その鳥が持っていた寿命の半分しか生きられないということもありえます。

まだ4歳だから大丈夫・もう7歳だからそろそろ老鳥かな…ということではなく、1羽1羽を先入観なく観察し、いつ体調の変化があっても対応してあげられるように、必要な物の準備をしておいてあげることが大切なのです。

文鳥は人間と比べると遥かに速いスピードで成長し、活動的な青年期を長く過ごし、やがて老化してゆきます。

平均7・8年という、人間に比べるととても短い一生ですが、だからこそ一緒に居られる1日1日を大切に過ごしてあげて欲しいと思います。

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