文鳥を飼おうと思ったり、一緒に暮らしている方は一度は聞いたことがあるかも知れない「フィンチ」と言う言葉。
ペットショップなどでも「フィンチ系」と分けられていたり、フィンチ用として餌が売られている事もありますよね。
「うちの子ってフィンチ?」と困らないためにも、その定義や特徴についてご紹介します。
フィンチ系とは
フィンチとは、スズメ目のうち、ホオジロ科・アトリ科・カエデチョウ科・ハタオドリ科の4科に属する鳥で、まき餌で飼養することができるスズメ型の鳥のことを指します。
分かりやすく名前を挙げると
- スズメ
- 文鳥
- 十姉妹(ジュウシマツ)
- 錦華鳥(キンカチョウ)
- 胡錦鳥(コキンチョウ)
- カナリア
などで、およそ600~700種類の鳥がフィンチ類に含まれるようです。
また、似ていると思われがちなインコはフィンチ系ではありません。インコ類は「インコ系」としてまとめられる事が多いです。
フィンチの特徴
基本はスズメを想像すると分かりやすく、スズメのようなサイズ感の小鳥で、種子や穀物を食べやすいよう進化した丈夫な円錐形のくちばしを持ちます。
足は前に3本・後ろに1本指がある三前趾足(さんぜんしそく)と呼ばれる作りで、ピョンピョンと両足で跳ねるようにして移動します。
この2つの特徴を想像するだけでも文鳥に当てはまる事が分かり、他にもどの鳥がフィンチか考えやすいですよね。
フィンチの中には大きめの種類も居ますが基本は小型で、意外と寿命は長い(2〜3年ではない)ことも特徴のひとつです。
文鳥のくちばしや足のつくり・特徴に関してはこちらに詳しく書いていますので参考にどうぞ↓
フィンチ類は飼いやすい?
小柄で愛らしい見た目・人によく懐く性質・安価で手に入れられる点などで言うならば、フィンチは飼いやすい鳥と言えるでしょう。
実際にそこまでお世話の手間もかかりませんし、大型の鳥のように広いスペースを必要としたり、近所迷惑になるほどの声でもない場合がほとんど。
ただしどんなに小さな鳥1羽でも、最後まで責任を持って豊かな暮らしをさせてあげようと思えば、それなりに手間やお金がかかる事もあります。
「飼いやすいから」ではなく「幸せに一緒に暮らす」と言うような気持ちで、お迎えを検討してあげてくださいね。
意外とよく目にする「フィンチ」という言葉、少しイメージを掴んでいただけたでしょうか。
文鳥もフィンチなので、ペットショップのサイトで探す際は「フィンチ系」があればそちらを選んでみてくださいね。
参考書籍
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