文鳥の病気

文鳥の開口呼吸 良くない場合と大丈夫な場合の見分け方

文鳥と暮らしていると、口を開けてハアハアと息をする様子が見られることがあります。

これを開口呼吸と言い、初めて見ると心配になってしまうかも知れませんが、開口呼吸には大丈夫な場合と 重大な病気などに繋がる場合があります。

焦らず状態を判断するため、開口呼吸の原因や理由を知っておきましょう。

文鳥が開口呼吸をする理由

文鳥が口を開けるシーンは色々ありますが、継続的に口を開けてハアハアと息をしている様子を開口呼吸と言います。

通常文鳥は口を開けて息をする必要は無いため、開口呼吸をしている場合はこれから紹介するような原因や理由が考えられます。

今の状態が大丈夫なのか・そうでないのかを判断する手がかりにしてくださいね。

室温が暑い

とても暑い時、開口呼吸をする姿はよく見られます。

文鳥は汗をかかないため、くちばしや足から放熱して体温調節をしており、口を開けることもその一環です。

文鳥が快適に感じる温度は20〜25℃(適温は〜30℃)と言われており、文鳥も熱中症になったりしますので、室温が暑すぎないようエアコン等で調節してあげましょう。

息切れしている

飛び回った後や 文鳥同士で激しいケンカをした後にもハアハアと息をする様子が見られることがありますが、これは人で言う走った後に息切れしている状態。

ですので運動後に開口呼吸が見られ、しばらくして治まっていれば問題ありませんが、軽く飛んだだけで毎回息切れしたり なかなか開口呼吸が治まらない場合は他の原因があるかも知れませんので注意しましょう。

ストレス・緊張状態にある

ストレスがかかったり緊張している時にも開口呼吸が見られる場合があります。病院に連れて行った際などに見られることも。

とても懐いてくれるので忘れてしまいそうになりますが、文鳥は本来警戒心が強く繊細な神経を持っています(よく怒るのはそのためです)

緊張したりストレスがかかるシーンは意外と多いので、文鳥の苦手な物事には気を付けてあげましょう。

リラックスしている

例えば飼い主さんの手の中で、もちもちと寝ている時にも口を開けていることがありますが、これはリラックスして口が開いてしまっている状態です。

飼い主さんの手が温かくて開口呼吸をしている場合も。

ちょっと心配になるかも知れませんが、呼吸の乱れや他に気になる点などが無ければ、非常にリラックスしている状態なので微笑ましく見守りましょう。

病気が原因

暑さなどの一時的な物ではなく、何らかの病気が原因で開口呼吸をしている場合は注意が必要です。

呼吸器が圧迫される等で呼吸困難になり開口呼吸をしている場合は、かなり状態が悪いことも多いので、早急に病院に連れて行くなどの対応が必要です。

原因となる病気の一例としては、気道炎や鼻炎・肝臓障害・甲状腺系の病気などが考えられます。

病気の詳細はこちらに書いていますので参考にしてください↓

病気が原因の場合の見分け方と対処法

病気が原因で開口呼吸をしている場合は、1日に何度も開口呼吸をしたり、すぐに治まらずに長時間口を開けたままの状態が見られたりします。

また、開口呼吸意外に体調不良などの症状が合わせて見られることが多いです。具体的には

  • いつもより食欲がない
  • 羽毛をふくらませてじっとしている
  • くちばしの色が悪い
  • 便の状態が悪い

などで、開口呼吸意外にもいつもと違う様子が見られたら注意が必要です。

このように開口呼吸が続いたり他にも調子が悪そうな点が見られたら、出来るだけ早く鳥を診られる病院を受診しましょう。

病気が原因の開口呼吸は=呼吸困難であることも多いので、かなり状態が悪いことも。文鳥も苦しいので、早めに医師の指示を仰いでくださいね。

文鳥にしばしば見られる開口呼吸。

日常生活の中で見られ問題が無い場合と、注意が必要な場合がありますので、開口呼吸だけではなく他に変わった点が無いかを合わせて確認しましょう。

もし危ない開口呼吸であれば早く対応し、何事も無く過ごせるようにしたいものですね。

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