気がつくと文鳥が見当たらない?!そんな時はとても焦ると思いますが、落ち着いて文鳥を探しましょう。
今回はそんな文鳥が「部屋の中で迷子になってしまった場合」と「外に出てしまった場合」2パターンの探し方やできることをご紹介します。
いざという時のためにも、心の片隅で覚えておきましょう。
文鳥が部屋の中で迷子になった場合
窓などが空いておらず、部屋の中で行方不明になっている場合、まずはテレビや音楽などを消して出来るだけ静かにしてしてみましょう。
文鳥がカサコソと動く音がしたり、名前を呼ぶと返事をしてくれるかも知れません。
自分以外に家に人がいる場合は文鳥が見当たらないことをすぐに伝え、窓やドアを開けたり動き回らないよう注意してもらいましょう。
放鳥中に体調が悪くなった場合は床にいることが多いので、床から探します。また文鳥は高いところが好きなので、棚やエアコンの上などに居る場合もあります。
放鳥中に開け閉めをしたのであれば、冷蔵庫やクローゼットの中も確認を。何かに驚いて思いも寄らない場所に着地してしまうこともありますので、普段よくいる場所だけではなく、絶対にいないだろうと思う場所も確認しましょう。
焦って動き回らないよう注意を!
文鳥がいないと気づいても、焦って動き回ることは禁物です。
床やクッションの裏・思いもよらないところにいることも多いので、むやみに動き回ると気づかず踏んでしまった…と言うような事故につながる可能性があります。
焦る気持ちはとてもよく分かりますが、外に出ていないのであれば必ず家の中にいますので落ち着いて探しましょう。
文鳥が外に出てしまった場合
文鳥は外の世界を見たいと思って飛び出すわけではありません。
ほとんどは何かのはずみで飛び出してしまっただけなので、家に戻りたいと思っており、他の動物に追い立てられたりと言う事がなければ近くにいることが多いのです。
ですので、外に出てから時間が経っていないうちは近所を徹底的に探します。自宅のベランダは開けておき、ケージや餌入れを見える所におきましょう。
家に帰りたいあまり開いている別の家に飛び込んだり、またマンションだと似たような他のベランダに入る場合もありますので、近所の方に聞いてみるのも得策です。
なるべく早く探し始めることが大切ですが、時間が経ってしまっても諦めないでください。文鳥は人懐っこいので、他のお宅で保護されていることも少なくありません。
また、自力で近所を探す以外にも出来ることがありますのでご紹介します。
①貼り紙を作る
「文鳥を探しています」と言う貼り紙を作りましょう。
文鳥の写真と名前・特徴・居なくなった場所・見つけた際の連絡先などを載せます。謝礼は無くても構いませんが、ある方が積極的に見てもらえる場合も。
家の近所の施設や動物病院・学校など多くの人の目に止まる場所に貼らせてもらえるといいですね。
②インターネットを活用する
「文鳥 迷子 掲示板」などで検索すると、迷子のペットの情報をアップできるサイトなども見つかりますので、そこに書き込むのもいいでしょう。
TwitterやinstagramなどのSNSも非常に拡散力があり、多くの人の目に止まる可能性があるので、可能であれば積極的に活用しましょう。
③警察に届けておく
文鳥が迷子になってしまった場合、警察に「損失物届」を出しておきましょう。文鳥が拾得物として警察に届けられた場合に連絡してくれます。
インターネット上でも警察に届けられた拾得物が見られますので、定期的にチェックして文鳥が居ないか確認しておきましょう。
「逃げた」のでは無く「逃した」、先には厳しい運命が…
先にも書きましたが文鳥は「外に出たい!」と思って出るのではありません。何かの拍子や驚いて飛び出してしまうだけで、縄張りの外は恐怖でしかなく、多くは家に帰りたいと思っています。
外に出てしまった文鳥は「逃げた」のでは無く「逃してしまった」のです。
飼われていた文鳥が外の世界で生きていくことは非常に難しく、どこかで優しい人に保護されない限り、厳しい運命が待ち受けていることでしょう。
もちろん飼い主さんも好きで逃したわけではないでしょうし、消息不明のまま会えなくなることはとても辛いことです。
ですから日頃から十分すぎるほどに窓や戸締りはチェックし、放鳥時にはしっかりと目で追って、お互いに辛い思いをしないようにしたいものですね。
もしも文鳥の行方が分からなくなってしまったら、まずは焦らずに落ち着いて探し始めましょう。
文鳥は好きで逃げるわけではないので、飼い主さんとの再会を願っています。
もしも逃してしまったら…と考えただけで辛くなると思いますので、そのようなことが無いように普段から戸締りをチェックし、気を緩めすぎないように時々引き締めることも大切。
辛い思いをする文鳥たちと飼い主さんが、少しでも減ることを願っています。
参考書籍