文鳥と暮らす

ケージはどこに置くといい?放鳥時に気を付けることは? 文鳥が安心・安全に暮らせる環境作りのヒント

人と鳥が共存すると言うこと

愛鳥をどんなに可愛がっていても注意していても、人の生活空間に鳥が住むことになるので、危険をゼロにすることは難しいもの。

ですが、出来るだけ安全・安心に暮らせる空間にしてあげることは出来るはずです。

もしも不注意で愛鳥を逃がしたり亡くしてしまったら…悔やんでも悔やみきれません。

環境を整えてあげること・愛鳥に対しての知識を持ち、一緒に暮らしていると意識すること…そうして愛鳥と一緒の時間を少しでも長く、ハッピーに過ごせるようにしていきましょう。

お家の中の安心・安全チェックリスト

文鳥が快適で安全に暮らすために注意すべきチェックポイントを紹介します。

参考に、自分のお家の子の生活環境を振り返ってみてくださいね。

文鳥の生活環境で気を付けること

①ケージを部屋のまん中に置いていないか

自然界では捕食される立場の文鳥にとって、四方八方から見られる場所は落ち着かず恐怖を感じます。

人が通って落ち着かなかったり、風が通って寒かったり…と言うこともありますので、ケージは部屋のまん中ではなく一面が壁に面していて周囲を見渡せるような場所に置くことがベストです。

②ケージを床に置いていないか

床にケージを置いていると寒暖差が激しく、人が歩く度に振動が来たりホコリが舞ったりと、ストレスの多い環境に文鳥を置くことになってしまいます。

また、本来鳥は高いところが好きで安心しますので、出来れば人の目線と同じくらいの高さにケージを設置しましょう。

③きれいな空気の部屋か

文鳥のいる部屋で殺虫剤やタバコはもちろん、ヘアスプレーやマニキュアなども使うことは危険。

そのような物を使用しないようにし、例えば洗面所など使用する場所から離れた場所に文鳥の生活空間があることが理想です。

少しでも気になる時は換気扇を回し、出来れば空気清浄機があると安心です。

④自然光がちょうどよく入るか

直射日光は当たらずに、自然光だけで朝明るく・夜暗くなるような部屋が理想ですが、そこまで完璧ではなくても”全く日が入らない” “長時間直射日光が当たる”ような環境は避けてあげましょう。

放鳥時に気を付けること

⑤ドアや窓が閉まっているか

基本的なことですが、文鳥との生活に慣れてきたり、何人か家族が居ると徹底できていない場合も。

人間にベタ慣れの子でも、驚いたり外に興味をそそられたりして出てしまう可能性は大いにあります。

必ず毎回確認するようにし、外にいつ帰ってくるか分からない家族が居る場合は、玄関に繋がる部屋では絶対に放鳥しないようにしましょう。

⑥人間の食べ物や飲み物が出しっぱなしになっていないか

文鳥が口にしてはいけないことはもちろん、熱い飲み物の中に落ちてヤケドをしてしまう事も。

放鳥する空間には人間の食べ物・飲み物が無いようにしましょう。

⑦トイレや冷蔵庫のドアが閉まっているか

文鳥が居なくなって探していたら冷凍庫の中から見つかった、なんて話も…そんなことになっては後悔してもしきれません。

またドアの開け閉めで挟まれてしまう子も後を絶ちませんので、飽きっぱなしのドアが無いかを確認してから放鳥しましょう。

⑧メッキや有害物質が含まれるような置物はないか

代表的な物では鉛(なまり)があります。

ニスやペンキ・カーテンの重りなど身近なところにも使われていますので注意が必要、放鳥する空間にそのようなものが無いようにしましょう。

また、観葉植物にも有害な物があるので注意しましょう。

⑨家族みんなが放鳥することを知っているか

放鳥時は家族にそのことを知らせましょう。

誰かが知らずに窓やドアを開けてしまったら・床を歩いていることを知らずに踏んでしまったら…想像するだけでも恐いですよね。

家族みんなで文鳥が今どうしているか情報を共有し、出来るだけ危険を減らしてあげましょう。

文鳥はとてもかしこく、飼い主の生活スタイルや部屋の間取りを覚えて邪魔をしないようにしたり、生活リズムを合わせることが出来ます。

その上よく懐くので、まるで人間と暮らしているかのように心地よく自然で、鳥と暮らしているという意識が薄れてしまうことも…

ですが人にとっては何でも無いことでも、文鳥にとって危険なことはたくさんありますので、鳥と暮らしていると言うことを忘れずに意識を向けてあげたいものですね。

※この記事は管理人の経験及び参考書籍を元に作製しています。鳥全般に当てはまることも多くありますが、文鳥を想像して書いています。

参考書籍