文鳥と暮らす

文鳥の「大好物」を見つけよう

愛鳥の「大好物」は何ですか?

多くの文鳥はシード類や粟穂などが好きですが、「これが一番!」というのは人と同じで違いがあります。

大好物を知っておくといざという時の助けになる事もありますので、あなたの愛鳥の一番好きな食べ物は何か、ちょっと観察してみましょう。

愛鳥の大好物を知っておくメリット

鳥は具合が悪くなると食欲が落ちてしまいます。

体の構造上一度に多くは食べられず、食べたものを溜めておけないので、半日食べなかっただけで取り返しのつかないことに…という場合も。

なかなか食欲が出ない時、大好物があればそれをきっかけに食べ始めることがあるため、意識して愛鳥の大好物を知っておくことをおすすめします。

一般的に文鳥が好むものとしてよく名前が上がるのは、カナリーシード・粟穂・小松菜・キュウリ・豆苗・コーン・梨・スイカ・みかん…など、たくさんありますので、大好物が見つかるといいですね。

大好物は「作る」もの、特別を意識する

例えば普段から1種類の餌しか食べていなければ、果たしてそれが好きなのか、他の食べたことがないシードや野菜が好きなのか、本鳥にも飼い主さんにも分かりません。

また、大好きなものであっても毎日いつでも食べられる状態であれば、食べ飽きてしまったり特別感がなくなり執着が薄れます。

大好物はいろいろなものを食べさせ、あえて特別と思える状態を用意するなどして、意識して作っていくものなのです。

具体的には下のようにすると効果的です。

大好物を見つける方法

少しずつ色々なものを食べさせてあげ、食いつきや反応から愛鳥の好き嫌いを見極めましょう。

何種類も一度にあげるとどれで喜んでいるのか分からなくなるため、一種類ずつ与えてみます。

シードもミックスシードではなく「カナリーシード」や「オーチャードグラス」など一種類ずつ与えます。

野菜や果物は好き嫌いが激しい場合もあり、初めて見る際はなかなか近づかない場合も多いので、無理強いしないようにしましょう。

※文鳥が食べてはいけない野菜や果物についてはこちらに詳しく書いています↓

大好きなものは特別にし、いざという時にとっておく

大好物は”いつでも好きなだけ食べられる”という状態にせず、毎日少しだけ・たまのおやつに出すなどして、特別なものにしましょう。

大好物だけは放鳥タイムに飼い主さんの手からあげる、別の容器に入れるなどして特別感を出しても◎

いざという時に見ただけで目が輝くような大好物があれば、愛鳥にも飼い主さんにも助けになるでしょう。

できればペレットの味を覚えておく

ペレットとは鳥たちの総合栄養食のようなもの。詳しくはこちらに書いています↓

文鳥たちの多くはシードが大好きなので、シード主食からペレット主食に移行するのは大変な場合も多いのですが

ペレットの方が消化が良いため、病気の際や老鳥になってからも食べやすい場合があります。

まったく食べたことがないものを いざという時突然出されても食べられませんので、主食はシードでも何割かペレットを加えたり、おやつとして放鳥時に与えるなどして、ペレットの存在と味を知ってもらっておくと安心です。

ペレットの種類や我が家のペレット事情など、こちらに詳しく書いていますので参考にご覧ください↓

私達も食欲がない時でも、大好きなものだったら食べられたり、元気になれることがありますよね。

文鳥たちにもそんな風に大好きな食べ物を見つけられれば、いざという時の役に立ったり、普段の生活が少し豊かなものになるかも知れません。

大好物は一羽一羽違いますので、気長に愛鳥の様子を観察しながら見つけてあげてくださいね。

参考書籍