愛読書〈幸せな文鳥の育て方〉のレビューを書かせて頂きます。
基本情報
- 発売日: 2015/9/2
- 著者: 伊藤 美代子
- 出版社: 大泉書店
つぶらな瞳、赤いクチバシ、もっちりしたシルエット。文鳥のこのうえない愛らしさに古くから人々は心を奪われてきました。
小さな鳥ですが感情豊かで、怒りん坊で甘えん坊。また、愛情深く、一度あなたをパートナーに選ぶと一生涯をかけて愛しぬいてくれます。
本書は、そんな文鳥の魅力と暮らし方のすべてを紹介。
文鳥の心と体を知るところから、迎え方、育雛、快適な暮らしと遊び、健康管理と老鳥のお世話まで、ていねいに解説しています。
「文鳥用語集」や「文鳥あるある」などのコーナーも。
今現在文鳥とくらしている飼い主さんと、最近なんだか文鳥が気になるという方のどちらにも楽しんでいただける、文鳥本の決定版ともいうべき一冊です。
Amazon 幸せな文鳥の育て方
まさに文鳥本の決定版
私が我が家の文鳥たちと暮らすためにも、ここで記事を書く際にも一番参考にさせてもらっている、まさに文鳥本の決定版です。
文鳥の体のつくりや基本的なことから、育て方・病気のこと・日々のこと…ちょっと気になるやちょっとした困ったを解決してくれて勉強になりながらも ほっこりする項目もあり
作者の人柄が見えるような、優しくてかゆいところに手が届くような、そんな本です。
特に、ヒナの成長に合わせたお世話早見表がすばらしい…!
一週間毎にヒナの写真と成長具合・お世話方法・適切な温度・湿度が載っていて、写真と見比べて成長が順調か・環境が適切か等判断出来るのですが
何よりも私が助かると思ったのは「温度・湿度」の表記…!
よく文鳥の雛は寒さに弱いので、しっかり保温して保湿も行いましょう と書いてありますが、しっかり保温って何度なの…?湿度は何%がいいの…?!と悩みますよね。
それが1週間事に書いてあるので、非常に参考になります。本当に素晴らしい。
そんな細かいところまで丁寧に書かれている本です。
学びながら楽しく読める
文鳥を育てるために必要なことはもちろん書いてあるのですが、「文鳥あるある」や「うちのこ写真館」など、ほっこり楽しめるコンテンツも混ざっていて、肩の力を抜いて読み進めることが出来ます。
文字量は多いのですが、読みやすく構成されていて作者が言いたいことや見せたいものがよく伝わってきます。
途中で入るほっこりコンテンツで意図せず知ることも…
最後まで飽きずに読める、楽しい飼育書です。
写真もイラストも豊富 見ているだけでも楽しい
先ほども紹介しましたが、写真もイラストも豊富!
写真も綺麗なので、文鳥好きや文鳥に憧れている人なら、軽く見ているだけでも楽しいですよ。
綺麗なだけでは無く、実際のケージのレイアウト写真なども掲載してくれているので、とても分かりやすく参考にもなります。
イラストもシンプルでかわいい。
文鳥と暮らしている人も、これから文鳥と暮らそうと考えている人も、文鳥を飼えないけれど好きな人も、見て楽しめる本だと思います。
まるで回し者のようなレビューになってしまいましたが、私的にはたくさんの飼育書を読んだ中のベストです。
イラスト・写真・真面目な話とほっこりコンテンツのバランスがよく、構成も上手で読み手にストレスが少ないことも大きなポイント。
最後までちゃんと読み切れなければ、飼育書の意味がありませんので…
どの飼育書を買おうか迷っている方、文鳥と暮らしていてまだ持っていない方には、ぜひオススメの1冊です。