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書籍レビュー:身近な「鳥」の生きざま事典

書籍「身近な「鳥」の生きざま事典 」を読みましたので、感想などを書かせていただきます。

以前から気になっていてようやく読めた本、読み返したくなるとっても可愛い本でしたので、ぜひ参考にしてみて下さいね。

基本情報

  • 単行本: 192ページ
  • 出版社: SBクリエイティブ
  • 発売日:2021/2/15

遠くに行かなくても見られる!可愛くも、したたかな鳥たち

野鳥──それは最も身近な野生動物です。動物園に行かなくても、大自然の中に身を置かなくても、家の周りを「お散歩」するだけで見られます。

「どうせスズメ、カラス、ハトぐらいでしょ?」と思われる方もいるかもしれません。しかし、これらも一種一種が強烈な個性を持っています。さらに、よく目を向ければ、街なかでも1日に何十種類もの鳥を見つけることができるのです。

コンビニによくいる白黒の鳥、花びらでも葉っぱでも食べてしまうムクドリ、ハトのメスに頭を下げて迫るオス、ある理由でキョトンと首をかしげる小鳥たち……。

本書では、観察にもとづいた情報をまじえ、身近な鳥のおもしろい生きざまを豊富なイラストと文章で解説します。身近な散歩道や通勤・通学路を歩くのが楽しみになる1冊です。

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本当に「身近」な鳥を「気軽に」楽しめるよう紹介してくれているこちらの本。読んだあとは近所を散歩してみたくなるような1冊です。

ボリュームたっぷり!気になる身近な鳥がきっと分かる

全5章で構成されているこちらの本、192ページもありご覧の通りのボリュームです。

本当に身近な鳥をたくさん紹介してくれているので、あの大きな声で鳴いている鳥は何?庭にたまに来るあの鳥は何ていう名前?という身近でよく見るけれど名前がわからない鳥のことがきっと分かります

そして、家の近くにスズメやハト・ツバメくらいではなく、こんなにたくさんの種類の鳥がいたんだ!と驚くこと間違いなしです。

イラストが秀逸 綺麗で可愛く分かりやすい

この本はほぼ全見開きにイラストがあるのですが、このイラストが本当に素晴らしいです。

かわいいとリアルのいいとこ取りといった感じで、鳥の特徴を非常に上手に描かれていて、本物の鳥と見比べることが出来ます。

図鑑のように手元において、庭に気になる鳥が居たら開いたり、公園の鳩の行動が気になったら…と何度も見たくなる、そんな本です。

おまけ漫画もとても可愛い上に勉強になりますので、活字だけではちょっと読みにくい…という方にもぜひ読んでいただきたい1冊です。

鳥好きなら知っていることも多いかも知れないけれど…

鳥の種類や名前、「カラスが車にくるみを割らせる」「寒い日の鳥はふくらむ」など、鳥好きなら知っている・見たことがあることも多いかも知れませんが

その理由や由来・ちょっとした豆知識から小話など、かわいいイラストと合わせてくすっと笑って楽しめるような本に仕上がっています。

身近な鳥を気軽に楽しむことに特化しているので、物足りないと感じる方も居ると思いますが、これを読むといつも見ていたスズメがいつもよりちょっと気になる&愛おしく見える…そんな優しい本。

また、鳥を観察する上で大切なこと(ルールを守ったり生態系を乱さない等)、鳥を観察しやすい場所や時間なども紹介してくれていますので、初心者の方やお子様にもおすすめです。

誰もが見たことがある身近な鳥が、もっと可愛く愛しく、そして気にかけるようになる本。

素敵なイラストと合わせてほっこり気軽に楽しめるので、気になっている方はぜひ読んでみて下さいね。