文鳥を知ろう

文鳥の五感は優れている?文鳥の視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚

私たち人間と同じように、文鳥にも五感が備わっており、しっかりと機能しています。

文鳥は飼い主の声を聞き分けているのでしょうか?羽を撫でられたら その感覚が伝わっているのでしょうか?

そんな文鳥の五感について知ると、文鳥がどう感じているかを知るヒントになるかも知れません。

文鳥の五感を知ろう

五感とは「視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚」のこと。

その感覚には個体差がありますが、これらすべて文鳥にも備わっていますので、どれくらい感じ取っているのかを見ていきましょう。

視覚

視力はとても優れており、4原色の世界が見えていると言われています(3原色+紫外線の色、紫外線の色で雄雌を見分けているとも言われている)

フルカラーでよく見えているため 素早い動きができ、小さな餌を見つけたり 瞬時に物を避けたりすることができます。

また、こんな研究結果もあります。

ブンチョウに作風の好みがあることが慶応大の渡辺茂教授と一方井祐子博士課程研究員らの実験で分かった。印象派よりは、幾何学的なキュービズムの絵を好む傾向があった(中略)

エサなどは与えず、赤外線センサーで滞在時間を測った。こうした結果から研究チームは「好んで滞在している」と結論づけた。日本画とキュービズムの絵では好みが分かれた。

「(キュービズムの絵が持つ)色彩や輪郭などがはっきりした傾向が好みなのかもしれない」(渡辺教授)という。

日本経済新聞

絵画を見分けられ、好みまであるなんて、文鳥はとても賢いですよね。

聴覚

文鳥の聴覚は非常に優れており、人よりも聞こえる周波数は狭いのですが 些細な違いを聞き分ける能力があるとされています。

仲間の声や声の調子(通常・怒っている・驚いているなど)はもちろん、人の声も聞き分けているようなので、飼い主さんや大切にしてくれる人の声はよく分かっているでしょう。

こちらも様々な研究結果が出ています。

文鳥はかなりの割合で、ストラヴィンスキーよりバッハを好むこともわかった。両方の作曲家の曲を別の止まり木に流したときに、

バッハの流れる止まり木に長く滞在する個体が多かったんです。

音楽の好き嫌いがはっきりしているのは、人と文鳥のようなソングバード(歌う鳥)だけです。


鳩がモネとピカソの絵を見分ける? 慶應大学名誉教授、渡辺茂先生に聴いた「鳥頭」の本気!

クラシックまで聴き分け 好みがあるとは驚きですが、それだけ賢く感情豊かだということは間違いありません。

嗅覚

一部を除いて鳥の嗅覚はあまり発達しておらず、文鳥の嗅覚もあまり発達していないと言われています。

ただ、文鳥は魚の匂いが好き・人の汗の匂いが嫌いなどの話はあるそう。

文鳥に煮干しをあげると飛び回って喜んだり、焼き魚の皮を必死に持ち運ぼうとした…!なんて話はよく聞きますので、特定の匂いには反応があるのかも知れませんね。

味覚

文鳥は味を感じる味蕾(みらい)の数が少なく、味覚はあまり発達していません。

ですが混合シードの中からカナリーシードや好きなシードだけを食べたり、同じようなペレットでもある種類だけは最後まで残したり…と選り好みはできるよう。

本能でそうしているのか、色や形で見分けているのか、ほかの感覚か…文鳥も色々考えて生きているようですね。

触覚

くちばしや足の感覚が優れており、器用に毛づくろいをしたり あたまを掻いたりする姿が見られます。

足で止まり木の感覚も確かめられるので、個体によって止まり木や場所の好き嫌いもあります。

飼い主さんなら「この子はいつもここの上にいるなぁ」なんて思ったこともあるのではないでしょうか。

また、羽毛を撫でられたときは羽毛を通して感覚が皮膚にも伝わるため、撫でられたということはちゃんと分かっているそう。

触れ合って愛情を伝えてあげたいものですね。

文鳥が安心して幸せに暮らせるようサポートを

文鳥はこれだけ色々なものが見えていて 聞こえていて、考えられる生き物です。

喜んだり怒ったり、感情表現も豊か。

私たちがどんな気持ちで文鳥と接しているか、本当に自分のことが好きか、今日は疲れているのかな…この家は危なくないかな?飼い主の家族も自分を大切にしてくれるかな?

そんなこともきっと分かっています。

私たちには、文鳥がどのように感じていて、部屋の中のどの場所が好きで、どの色が嫌いなのか…完全に理解することはできませんが、日々ちゃんと観察して触れ合っていると 見えてくる事もたくさんあるはず。

できる範囲でいいので、文鳥が安心して幸せに暮らせる環境を整えてあげて、たっぷり愛情を注いであげてくださいね。

優れた視覚・聴覚を持ち、たくさんのことを感じ取って生きている文鳥たち。

私たちが思っている以上に敏感で、色々なことを考えているのかも知れません。

そんな文鳥たちがちゃんと愛されていると感じて 安心に幸せに暮らせるよう、私たち飼い主も頑張りたいものですね。

参考書籍