文鳥を知ろう

文鳥の歌は個体によって違う?どうやって覚えるの?

文鳥のオスの特徴でもある求愛ソング。歌いながらリズミカルに飛び跳ねる姿はとても魅力的ですよね。

他の文鳥の求愛ソングを聞いて「うちの子と全然違う!」と驚いたことがある飼い主さんも多いと思いますが、文鳥の求愛ソングは一羽一羽違います。

どうやって歌を覚えるのか、なぜアレンジをしてオリジナルソングを作るのかなど、文鳥の歌の秘密を少し覗いてみましょう。

個体によって歌が違うのはなぜ?

鳥は父親の歌を継承します。文鳥も例外ではなく、父親の歌を継ぐため各家庭ごとに歌が違うというわけなのです。

生まれてすぐ親鳥が居なくなった・親鳥と離れた場合などは、他の大人のオスの歌を覚える事もありますが、そうして身近な歌をコピーするため様々な種類が存在します。

繊細で可愛らしいものからワイルド系・こぶしが効いたものまで本当にいろいろな歌がありますので、機会があれば是非聴き比べてみて下さいね。

文鳥はどうやって歌を覚えるの?

文鳥が親鳥の歌を覚えるのはヒナ時代と言われています。

もちろん産まれてすぐはうまく歌うことなど出来ませんが、父親の歌を聞いてしっかりと記憶に刻み、少しずつ練習を始めます。

これがオスのヒナに見られる「ぐぜり」と言われるもので、速い場合生後1ヶ月ごろから見られます。

この時父親は何度もゆっくりと歌って聞かせるそう。そうして子育てをしているなんて、とても微笑ましいですね。

歌のお手本がいない場合はどうなる?

全くお手本がいない環境で育った場合、お手本が居た場合と比べると上手な歌が歌えないそう。

スズメ目の中には卵の中にいる時点から父親の歌を聞いて学んでいると分かっている鳥もいますので、もしかすると文鳥も卵の中に居る時から耳をすまして居るのかも知れません。

お手本がいない場合は、遠い記憶や周りの鳥の声や生活音を頼りに、自分で頑張って作曲しているのかも知れませんね。

好きな歌を覚えさせられる?

文鳥に教えたい歌がある場合、それが文鳥の歌であれば人間が教えられる場合もあります(J-POPなどは覚えられません)

例えばもう居ない先代の文鳥が歌っている動画をヒナの時から見せておけば、その歌を歌うようになります。

他にも口笛で教えたり、気に入った他の家の文鳥の歌を聞かせると、その歌を歌うようになる場合があります。

ただ、基本的に父親や他のオス(お手本)がいない場合に有効で、全く違う歌を歌い出す場合もありますので、覚えてくれたらいいな程度の気持ちで、押し付けずに教えてあげて下さいね。

歌えるようになるまでの期間

ヒナがさえずりや歌の練習をすることを「ぐぜり」と言い、1日に1000回以上発声練習をしています。

毎日毎日朝から夜まで練習を繰り返し上達していき、70日齢の頃ようやく上手に歌うことが出来るようになるのです。

ちなみにヒナのぐぜりの時点から声色や特徴に差があるそう、可愛らしい歌声は努力の賜物なのです。

歌をアレンジするのはなぜ?

多くは父親の歌を継承するのですが、では同じ家系なら100%同じ歌なのかと言うとそうではないようです。

猛禽類の場合90%は同じであとの10%はオリジナル、十姉妹は周りにいる複数のオスの歌を切り貼りしてオリジナルソングを作るそう。アレンジが得意な子たちは毎年歌を変える場合も。

文鳥も親子で飼っていると、父親と子供で微妙に歌が違うことに気付かされます。

ではなぜアレンジを加えるかと言うと、他の雄より魅力的なオリジナルソングを作って差をつけるため

メスに選んでもらうために、健気に努力を続けるのが鳥のオスたちなのです。

一緒に歌おうとすると怒ったりフリーズしたりする理由

文鳥の求愛ソングを一緒に歌おうとすると、怒り出したり固まって歌うのをやめてしまったり…と言う行動が見られることがあります。

これは自分の歌を聴きながら練習しているから。お手本としている歌と自分の出した声を聞き比べながら練習しているのだそうです。

真剣に歌の練習をしているのに途中で入ってこないで!分からなくなっちゃった…と言う感じでしょうか、邪魔せずに聞いてあげて下さいね。

とて可愛い求愛ソング。一羽一羽違って、親子で継承できるのに少しだけ違ったりと、とても魅力的ですよね。

あの可愛い歌は努力の賜物なので、歌ってくれたら邪魔をせずに聞いてあげて下さいね。

※この記事は管理人の経験及び参考書籍をもとに作製しています

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