文鳥と暮らす

文鳥のヒナの育て方 ケージ・挿し餌・気を付けてあげたいこと

ヒナをお迎えする前に…

文鳥のヒナをお迎えする可能性が出てきたら、ケージや餌・保温器具などの必需品を先に揃えておきましょう。

↓こちらに詳細を書いています。

文鳥のヒナはとてもデリケートなので、環境をしっかり整えてあげる必要があります。

準備が出来てから、お家に迎えてあげましょう。

ヒナのケージのセッティング例

ヒナは本来親鳥と暖かい巣の中で暮らしているので、そのような暖かい環境を作ってあげることが望ましく、保温・保湿ができることは必須条件です。

健康なヒナは驚くほどのスピードで成長しますので、1〜2週間でレイアウトを変更する必要が出てきます。

過ごしやすく健やかに成長できるよう、よく観察してヒナの成長に合ったレイアウトにしましょう。

挿し餌の作り方・与え方・回数は?

挿し餌の作り方

一般的な粟玉・パウダーフード・カルシウム・青菜で作る方法を紹介します(一例です)

パウダーフードのみの給餌もありますが、その場合水分量が多くなりやすく1回の挿し餌で摂取できる栄養量が減り、雛のお腹がすぐに空いてしまいます。

そのため、粟玉で3時間おきならパウダーフードなら1.5時間おき…という感じで挿し餌をしなくてはならないので、注意が必要です。

また、熱すぎるとやけどをしてしまいますし、冷めすぎると食べなかったり体も冷えてしまいますので、湯煎したりしながら温かいくらいに保ってあげましょう。

挿し餌の与え方

しっかりと口に入れてあげないと飲み込めず吐きだしてしまうので、ヒナがスポイドを飲み込んでいる感じになるよう、口の中に入れてあげましょう。

挿し餌の回数

一般的にペットショップから連れて帰る生後25〜30日のヒナだと1日3回程度です(パウダーフードのみの場合はこれより多い)

時間帯は1日3回なら朝・昼・夜、2回なら朝・夜で構いませんが、夜の挿し餌は体が休む体勢に入る20:00までには終わらせるようにしましょう。

様子を見て、挿し餌を欲しがらなくなってきたら回数を減らし”ひとり餌”にしていきますが、個体差があるので焦らず様子を見ましょう。

挿し餌を卒業するタイミングは?

挿し餌を終了するタイミングには個体差がありますが、生後28〜60日頃(多くは生後45日頃)と言われています。そろそろかな?と思ったら、下の①〜④を目安にしてみて下さい。

①自分で餌を食べられているか

餌をついばむ姿が見られることはもちろん、必要な量を食べられているか、よく観察したり体重を量ったりしてチェックしましょう。

②餌を欲しがらなくなってきたか

自分で食べられるようになってくると挿し餌を欲しがらなくなり、用意しても食べない・催促の声を出さないなどの変化が見られるようになります。

③飛ぼうとしているか

羽を羽ばたかせ飛ぼうとする動きは、巣立ちの準備のひとつです。この行動が見られると、もう巣立てるほど体が出来てきたと言うこと。

食べることも同じように、出来るようになってくる時期です。

④雛パッキンが小さくなってきたか

雛の口には、口を大きく開け親鳥から餌をもらうための”パッキン”がついています。

成鳥と共に無くなってゆくのですが、これが小さくなってきたと言うことは、もう親鳥から餌をもらう時期では無くなってきたと言うことなので、参考のひとつになります。

気をつけてあげたいこと

ヒナにとって寒さは命取りなので、高温・多湿の環境が必要だと言うことは何度も紹介しましたが

もうひとつ、まだ飛べないヒナの場合は必要以上にケージの外に出さないようにしてあげることも大切です。

この時期のヒナは本来、親鳥のお腹の下にずっといる生活なので、外に出ると言うことは大変な疲労とストレスになります。

また、飛ぼうとして何かにぶつかってしまったり、飛べずに落下して怪我をするという危険性も大いにあります。

ヒナの時期はとても短く貴重なため、たくさん可愛がりたいと思いますが、飛べるようになるまではなるべくケージの中で過ごさせてあげましょう。

初めて雛をお迎えする際はドキドキしますが、そのかわいさに魅了されること間違い無しです。

ただ、本当に弱くてデリケートなので、安心安全に、元気に成長させてあげられるよう、できる限りの準備をしてお迎えしてあげて下さいね。

※この記事は参考書籍及び管理人の経験を元に書いています

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