文鳥と暮らす

“プチストレス”で文鳥の発情を抑制してみよう

秋〜春にかけて訪れる、文鳥の発情シーズン。

パートナーと仲良くしたり 卵を大事そうに抱いている姿はとても可愛いものですが、文鳥のメスにとって発情・産卵は負担が大きく、卵詰まりなどの危険もあります。

こちらにも基本的な発情を抑える方法をまとめていますが↓

今回は我が家でも実践している「プチストレスで発情を抑制する」方法をお届けします。

愛鳥の体調管理にぜひ役立ててくださいね。

※文鳥の中でもストレスや変化に弱い子、発作や痙攣などを起こしたことがある子の場合は、基本的な発情抑制対策を行うようにしましょう。

あくまで健康で元気な子に対して、試してみてくださいね。

発情を抑制するには、適度な緊張感が必要

文鳥が発情する原因は温度や環境など様々ですが、その中の一つに安心できる環境があります。

つまり、ここなら安心して卵を産み育てられると思うと発情しやすいということ。

基本的にケージの中は安心する場所であるべきで、飼い主さんもそのように整えてあげていると思いますが、発情期だけは少しだけでも緊張感を与えると抑制できる場合があります。

大きなストレスは文鳥にとって良くないので、ちょっとした変化や緊張感を与える方法を一緒に見ていきましょう。

1.ケージのレイアウト等を変える

例えば餌入れと水入れの位置を入れ替える、あげる野菜を変える(いつも小松菜なら青梗菜にしてみる等)といった小さな事でも効果がある場合があります。

いつも同じ時間にバードバスを用意するなら時間を変えてみるなど、少しでも変化があり、文鳥が「アレ?」と感じることが大事なのです。

可能であればケージの置き場を変えてみるのもおすすめです。

2.見たことのないものをひとつケージに置く

おすすめは餌入れなどいつも使っているものの色違いや形違い、小さなマスコットやお守りなどケージの外に付けられる(置ける)もの。

我が家ではこの時期に、いつも使っているバードテントを新しく購入したりしています。

あまり大きなものや全く見たことのないものをケージに入れられると、驚いて飛び回ったり大きなストレスになる場合があるので注意してあげてくださいね。

3.爪切りをする

文鳥デイズ家で一番役に立っているのがこの方法。

普段よりも頻度を上げて(月に一回など)爪切りを行います。ほんの少しだけ切ったり、今日は右足だけ…と分けて行ってもいいですね。

爪切りではなく保定しての体調チェックでも○

文鳥の体のメンテナンスができて、発情も抑えられれば一石二鳥。爪切りや保定が好きな文鳥はあまり居ないと思うので、ぜひ取り入れてみてくださいね。

4.お世話や触れ合う人を変える

文鳥はパートナーを決めたりと人間に対しても好き嫌いがはっきりしているので、この時期はあえて好きじゃない人にお世話をしてもらうのもひとつ。

お世話が難しければ、放鳥時に触れ合ってもらいましょう。

文鳥は飼い主さんたちの様子をよく見ています。普段と違う人がよく来ると「アレ?」と不思議そうにする姿が見られたりしますよ。

※普段の文鳥のお世話は、忘れたりどちらかがやると思っていた…ということが無いよう、決まった人がやることをお勧めします。

どうしても発情してしまう・心配な場合は病院へ

色々な工夫をしても発情が治まらなかったり、卵詰まりになりやすい子など心配がある場合は、無理せず鳥を診られる獣医師さんに相談しましょう。

餌や生活習慣のアドバイスをもらえたり、今はホルモンを抑制する治療(注射や投薬など)もあるので、おうちの子に合った方法を一緒に考えてもらいましょう。

いきなり病院につれていくのはハードルが高いかもしれませんが、一度かかりつけ医を見つけておくと何かと安心なので、これを機に通える病院を探してみるのもおすすめです。

飼い主さんを悩ませる発情・産卵シーズン。

完全にコントロールすることは難しいですが、少しでも抑えて文鳥の命を守りたいもの。

お家でできる小さなことから、始めてみてくださいね。

※この記事の内容は参考書籍や文書・管理人の経験や病院で教えて頂いた方法などを元に作成されています。情報が変わった場合更新されることもあります。