文鳥は一人暮らしでも飼える・飼いやすいと言われますが、実際のところどうなのでしょうか?
飼い始める前の文鳥の基礎知識・用意しなくてはならないもの・気を付ける点などをまとめましたので、一人暮らしで文鳥を飼いたいと思っている方はぜひ参考に検討してみて下さい。
文鳥は飼いやすい?
そもそも文鳥は飼いやすい鳥なのでしょうか?文鳥が飼いやすいと言われる理由には以下のようなものがあります。
- ペットショップなどで簡単に・安価に手に入る
- 人に懐きやすい
- 鳴き声が大きくない
- 小柄で大きなケージや広いスペースがなくても飼育できる
- お世話や手間があまりかからない
- 餌代が安価
確かに、犬や猫・大型の鳥などに比べると手間もかからず飼育費用も安く、飼いやすいと言えます。
ですがこれは文鳥が健康な成鳥である場合かつ最低限の生活をさせた場合の話です。
雛から迎えた場合や病気になった場合・少しでも文鳥に快適な暮らしをさせてあげよう・健康に良い餌をあげようと思うと「手間もお金も時間もかからない」と言う訳ではないので、お迎えを考えている場合は次の項目から紹介することを確認して、よく検討しましょう。
一人暮らしで文鳥を飼う場合注意すべきこと
家族が何人かいる場合と大きく違うのは、飼い主さん一人しかお世話や相手をする人がいないと言うことです。
そのため、飼い主さんの生活が以下のような場合には文鳥との生活には向きません。
- 仕事や学校が忙しく、時間や気持ち的な余裕がない
- 突発的に夜遅くなったり帰って来れないような日がある
- 旅行や遠出が好きで不在がち
- 事情がある際に預かってもらえる(世話をしてもらえる)人や場所がない
- 少しのお金もかける余裕がない
鳥は体に餌を貯めておけず、半日食べないだけでも命に関わることがあるため、急に家に帰れなくなったり何日も留守番させるなどはNG。
また、一人暮らしの場合集合住宅に住んでいる方が多いですが、ペット不可のマンションであったり 鳴き声が気になる場合なども文鳥の飼育は難しいので、お迎えする前に自分の生活環境をとリズムをよく振り返ってみて下さいね。
鳴き声など文鳥を買う場合のデメリットはこちらに詳しく書いています↓
文鳥の飼育に必要なもの
いよいよ文鳥を飼い始める場合、以下のものは必ず必要なのでお迎えする前に用意しておきましょう。
- ケージ(鳥かご)
- 餌
- ヒーター・温湿度計
- 体重計
- 文鳥の飼育書
その他、給餌が必要な雛の場合は「給餌(さし餌)セット」、おもちゃやバードテントなど慣れて欲しいものがある場合も初めから用意しておきます。
飼い始める前に必ず飼育書を1冊は読んでおき、必要なものや知識を得ておきましょう。
用意するものに関してはこちらに詳しく書いていますので参考にして下さいね↓
文鳥を飼い始める時期
文鳥は秋〜春にかけてペットシップ等で見かけるようになりますが、飼い始めるおすすめの時期は春(4月)頃です。
文鳥は寒さに強くなく(特に雛は命を落としやすい)、秋〜冬に飼い始めると温度や体調管理が難しいため、初めての場合は暖かい時期から飼い始めることをお勧めします。
また、初めての場合や一人暮らしの場合、挿し餌の終わった子をお迎えすることがおすすめ。
産まれて日が浅いほど育てることが難しく、挿し餌が終わっておらず3時間ごとに給餌が必要…となると、一人暮らしで日中働いている場合など育てることができません。
ですので、一人で餌を食べられるようになった子をお迎えすると◎。店員さんに挿し餌が終わっているか確認してみて下さいね。
よく懐いた文鳥は勝手には出来上がらない
文鳥をお迎えしたいと思う理由に「よく懐いてくれてかわいいに違いない」と思う方は多く居ると思います。
実際にその通りで、手の平で撫でられたり寝ていたり・肩に止まったり呼んだら来たり…文鳥のそんな姿を写真や動画などでよく目にするかもしれませんが、飼っていれば自然とそうなる訳ではありません。
文鳥は本来神経質で、非常に賢い鳥。
飼い主さんが愛情と手間をかけてくれたからこそ、あのようによく懐いた文鳥に育つのです。
可愛がらず放っておいた場合そのような文鳥には育たず、手を出しても逃げていくかも知れません。
懐かないから・可愛くないからと手放す人も残念ながらいるのですが、文鳥の姿は飼い主さんの鏡だと心得て、お迎えしたならたっぷり愛情を注いで 最後まで責任を持ってあげて下さいね。
よく懐いてくれて、癒しと幸せを与えてくれる文鳥。
それは飼い主さんがたっぷり愛情を注いであげたから見せてくれる、最高の姿です。
一人暮らしでも文鳥を飼うことは出来ますが、決して”飼いやすそうだから”と思わず、大切な家族としてお迎えしてあげて下さいね。
↓こちらに一人暮らしの場合にこだわらず、文鳥は飼いやすいのか・お世話やかかるお金のことなどを詳しく飼いていますので、よろしければ参考にご覧ください。
参考書籍