ヒナを迎える時期
文鳥の日本での繁殖シーズンは秋から春が一般的なので、ヒナを購入できるのはこの時期になりますが、初めてお迎えする場合は春のお迎えがおすすめです。
文鳥のヒナはとても寒さに弱く、適切な温度・湿度などの環境を整えてあげなければならないのですが、春に比べ秋〜冬はその環境管理がとても難しくなります。
そのため比較的気候が良く、あたたかい春の方がヒナを育てやすいのです。
お迎えできる場所は?
ペットショップ・小鳥(小動物)専門店などからお迎えできます。
初めてお迎えする場合は、店員さんにその事を伝え元気な個体を選んでもらったり、必要な物を教えてもらうといいですね。
また、愛好家や知り合いからの譲渡や、ブリーダーから購入するという方法もあります。
自分に合った方法でお迎えして問題ありませんが、気に入ったヒナがいない場合は無理してお迎えせず、何度かショップに足を運んでみることをおすすめします。
これからの決して短くない文鳥との生活を考えると、”ピンとくる”ことは案外重要なので、焦らず探して下さいね。
ヒナを連れて帰る時の注意
ショップでヒナをお迎えした場合、小さな紙の箱やプラケースなどに入れて渡される場合がほとんどです。
そのまま連れて帰ることになりますので、底が安定した袋やバッグ、移動用のキャリーケースなどを持参して、なるべくストレスを減らして連れて帰ってあげましょう。
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また、冬の場合は少しの間でもヒナが体調を崩す可能性があるので、寒さ対策が必要です。
カイロを使ったりタオルでつつんであげたりしながら暖かさを保ってあげましょう。
お迎えする前に最低限必要なもの
ヒナをお迎えし帰って来てから、すぐに快適に過ごさせてあげられるよう、最低限のものは揃えておきましょう。
①ケージ(鳥かご)
ご家庭に合ったものを選びましょう。手乗り用の物や昔ながらの竹カゴタイプなど、形も作りもたくさんあります。
餌入れや水入れ・止まり木がセットでない場合は、必ず一緒に用意しておきましょう。
挿し餌をしていて1人では食べられない・まだちゃんと立てないようなヒナのの場合は、こういったケージの前にプラケースでの飼育がおすすめです。
成鳥用のケージを使用する場合は、底の糞切り網は外し(骨折等の原因になるため)止まり木は低いところに1本だけにするなど工夫が必要です。
②餌
ヒナの場合、粟玉にパウダーフードや青菜などを加えたものを与えるのが一般的です。粟玉だけでは栄養が不足するのでパウダーフードなどを加えます。
小鳥は食べないとすぐに命に関わるので、確実に用意しておきましょう。
③給餌(さし餌)セット
まだ自分で餌を食べることが出来ないヒナには、さし餌をしてあげなければならないので、給餌セットは必需品です。
使用前に熱湯消毒をしますので、その環境も作っておきましょう。
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④ヒーター・温湿度計
文鳥の体調管理に必須です。ヒーターは春にお迎えしても朝晩少し寒かったり、体調が良くない時など一年中使用しますので、必ず用意しておきましょう。
⑤体重計
キッチンスケールでかまいません、0.1g単位で計れるものがおすすめ。
ヒナの時はもちろん、成鳥になっても体調管理のために使えますので用意しておきましょう。
ヒナの頃から乗っていると、大人になっても怖がらずに乗ってくれますよ。
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⑥文鳥の飼育書
お迎えする前に、必要な知識を得ておくことはとても大切です。
インターネットでもたくさん情報を得られる時代になりましたが、「アレ?」「どうだったかな?」と思ったときにサッと見られるよう、飼育書を一冊近くに置いておくことをおすすめします。
その本にしか載っていない情報、かわいい文鳥の写真などもありますので、ぜひ好みの一冊を探して読んでみて下さいね。
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番外編:ブランコ・鈴などのおもちゃ
必須ではありませんが、文鳥がリラックスしたりストレス発散したりできるので、ひとつふたつ設置してあげるといいでしょう。きっとお気に入りの場所になります。
大人になってからだと怖がったり、なかなか慣れなかったりすることも多いので、初めからある方がストレスになりません。
文鳥をお迎えしよう!と思ったら、お迎えする準備を整えて、ショップに足を運んでみましょう。
運命の子に出会えるかも知れません。
文鳥と暮らし始めたらきっと、一冊と言わずたくさんの飼育書を手に取ってしまいますよ。
だって文鳥の事をもっと知りたくなって、可愛い文鳥の写真やイラストが見たくなりますから…文鳥はそれほど魅力に溢れているのです。