文鳥の病気

文鳥の具合が悪い時の看護方法

文鳥の具合が悪くなったら、病院で診てもらうことも大切ですが、その後の家での看護もとても大切です。

健康な時と何をどう変えればいいのか、具体的にどう看護すればいいのか、一緒に見ていきましょう。

家での看護は第一に保温・保湿

文鳥にとって保温・保湿はとても重要。少し体調が悪い程度ならこれだけで回復することもあるほどです。

保温するためには、ヒーターを設置して、ケージの周りをカバーやプチプチなどで覆いましょう。

サーモスタット(設定温度に合わせて自動でヒーターの電源をON/OFFしてくれるもの)での温度管理が安心ですが、開放部分を開け閉めすることでも温度調節ができます。

病鳥の場合は温度30度前後・湿度50〜60%程度を目安に調節します。

文鳥が自分でちょうど良い暖かさの場所に移動できるよう、ヒーターの近くと少し離れた場所に止まり木などがあると良いですね。

ヒーターやカバーは環境に合ったものを選べばOK

ヒーターやカバーには選択肢がありますが、使用しているケージや使い方に合ったものを選べばOK、参考によく使われているものを紹介しておきます。

文鳥の保温には下の保温電球が一般的、20W〜100Wまでありますので、ケージのサイズによって使い分けましょう。

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カバーは使用しているケージのメーカーから発売されていれば、ぴったりサイズが合うためおすすめですが、そうでなくてもケージとサイズが近いものなら使えます。

サーモスタットはこちらです、これがあると非常に温度管理がしやすいため持っておくと安心です。

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獣医師の指示に従って投薬などを行う

薬が処方されている場合、用法・用量を守って投薬します。

途中で状態の改善が見られても勝手に投薬をやめず、担当医の指示を仰ぎましょう。

薬には水に混ぜるタイプや直接飲ませるタイプなどがありますので、一度投薬の仕方をレクチャーしてもらうと安心です。

感染症の場合は他の鳥とケージを分ける

感染する可能性がある場合、他の鳥とはケージを分ける事を忘れないようにしましょう。

ペアでケージを分けると一方が弱ってしまった・呼び鳴きが酷くてかわいそう…などという場合は、ある程度距離を取りつつ、お互いに見える位置にケージを設置しても良いでしょう。

餌が食べられない時は、一時的にハチミツ水でカロリー補給を

餌が食べられず弱っている場合、病院へ行くまで等の応急処置として、ハチミツを水で薄めたものを飲ませカロリー補給をします。

スプーンやスポイドで口元に持っていってあげましょう。

ただし続けていると”そのう”が炎症を起こす可能性もあり、根本的な解決にはなりませんので、なるべく早く獣医師の指示を仰ぎましょう。

看護中は必要以上にケージをのぞかない

心配な気持ちはもちろんですが、文鳥がケージの中でしっかり休めるよう、必要以上にのぞいたり声をかけたりすることは控えましょう。

また、大好きな飼い主さんが見ていると元気なふりをする文鳥もいますので、なるべく静かに見守ってあげましょう。

文鳥が体調を崩すと心配でたまりませんが、保温・保湿を第一に出来るだけ看護できる環境を整えて、優しく見守ってあげましょう。

飼い主さんの心配や不安は文鳥にも伝わりますので、また元気になって一緒に遊べるよう、希望を持って接してあげてくださいね。

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