文鳥の病気

文鳥と口内炎 原因・症状・治療法など

大したことないようで、痛くて不快な口内炎。実は文鳥の口の中にもできる事があります。

口の中なので気付きにくいものですが、口内炎ができると上手く食べられなかったり、痛さから食欲が落ちてしまったりと、文鳥が弱ってしまう原因にもなりますので注意が必要。

もしもの時のため、原因や症状・治療法などを知っておくと安心です。

口内炎とは

口内炎とはその名の通り、口腔内に炎症が起きること。文鳥が口内炎になる?と思われるかも知れませんが、鳥類に比較的よく発生する疾患です。

免疫の低い幼鳥や、何らかの原因で免疫力が低下している時に発生しやすいとされています。

小型鳥では細菌性や寄生虫性・真菌性の口内炎が多いとされ、広範囲に広がってしまうこともあり、適切な治療が必要。

早期発見も大切なので、原因や症状を知っておきましょう。

口内炎の発生原因

口内炎の発生原因は、大きく分けて感染性のものと非感染性のものに分かれます。

原発的に口内炎になることもありますが、多くは何らかの細菌に感染したり、生活の中に原因があるもの。飼い主さんが気を付けたり予防できることもあるので、出来るだけ注意してあげましょう。

①感染性のもの 細菌・ウイルス性・真菌性・寄生虫性

口内炎で多い原因は「細菌性」「真菌性」とされ、最も頻繁に見られるのは真菌性のカンジダが原因のもの。

カンジダは日和見菌(健康な時はおとなしくしているが、体が弱ったりすると悪い働きをする菌)のため、免疫力の低い状態(幼鳥・病気・老鳥・栄養失調・ストレスなど)の時に発症します。

これに次いで飼い鳥の口内炎の原因となるのがトリコモナス。文鳥の雛にしばしば見られます。

カンジダ・トリコモナスに次いてはこちらに詳細を書いています↓

②非感染性のもの 

非感染性の場合、ビタミンAの欠乏・外傷や異物の誤飲・火傷・シュウ酸カルシウムによるものなどが原因になります。

ビタミンAが欠乏すると口腔粘膜の防御が破綻し 正常な機能が失われるため、口内炎の原因となります。栄養バランスの取れた食事に気をつけましょう。

外傷や異物の誤飲・火傷も文鳥に多く、特に挿し餌が熱く火傷をしたり 給餌スポイドで怪我をさせてしまったり・好奇心から色々なものを口に入れたりと、雛〜若鳥の時期に多く見られます。

シュウ酸カルシウムは針状の結晶なので、口に入れると口腔内が傷つきやすく口内炎の原因になります。

サトイモ科の植物や観葉植物・若いパイナップルや煎茶などにも含まれますので、観葉植物の誤飲には気をつけ、文鳥が食べるものではないものは食べさせないよう注意しましょう。

口内炎の症状

文鳥が口内炎になると下のような症状が見られます。

  • 口の中が赤くなる・腫れる
  • 粘液が増える
  • プツプツとした隆起や白いプラークなどが見られる

ただこれらの症状は口の中を見なければ分からないので、飼い主さんとしては気付きにくいもの。

口内炎になった文鳥はその違和感からしきりに口や舌を動かしたり・頭を振る・食べたいのに食べられない・食欲不振・嘔吐・よだれ・口の周りの汚れなどの症状が見られる事があります。

これらの症状や、何か変だなと思う事があれば、口の中を見てチェックしてあげて下さいね。

口内炎の治療方法

根本の原因を治療することになりますが、細菌とカンジダによる二次感染が高確率で生じるため、抗生剤・抗真菌剤が必要になります。

口内炎によって口の中が痛く、食欲を失ったり元気がなくなってしまっている場合は、強制給餌や塗り薬を愛用するなど、状況に合わせた治療も行っていきます。

また、ビタミンAの欠乏が原因となっている事も多く、その場合は栄養状態の改善も必要になってきます。

栄養状態は日々の食生活が直結しているので、ペレットやサプリメントを取り入れる・ビタミン剤を処方してもらうなど、医師と相談の上改善していくようにしましょう。

人間でも痛くて辛い口内炎、文鳥も出来てしまえば同じように辛い思いをすることに。

もちろん注意していても出来てしまうことはありますが、日々の食生活など改善できる・注意できることはしてあげ

もし口内炎ができてしまったら早めに気付いてあげられるよう、日々愛鳥を観察してあげて下さいね。

※この記事は管理人の経験及び参考書籍をもとに作製しています

参考書籍