大きなくちばし、真っ赤なアイリング…文鳥の象徴ですね。
文鳥のくちばしもアイリングも、足も、血色がそのまま出ているので赤い色をしています。
体調に変化があるとくちばしやアイリングにも変化が見られるので、初心者でも気付きやすく、文鳥の体調を見る上でとても重要な部分。
どんな風に変わるのかを知って、早めに体調の変化に気付いてあげられるようにしましょう。
基本の文鳥のくちばし・アイリング・足の様子
正常時、文鳥のくちばしやアイリング・足は綺麗な赤色をしています。
カラーや個体差によって朱色〜赤〜ピンクっぽい赤まで少し色味の差はありますが、見た時に「綺麗だな」「鮮やかだな」と思える赤色がいい状態の時の色です。
この”状態がいい時の赤色”を覚えておくと、ちょっとした変化に気付きやすくなりますので、日々チェックすることをおすすめします。
※雛の場合は成長とともに色味が変化していきますので、判断出来るのは成鳥になってからになります
写真を撮って見返すと変化に気付きやすい
例えば、昨日まで鮮やかな赤色だったくちばしが突然白っぽくなれば 簡単に気がつくと思いますが、日々少しずつ白くなっていった場合、毎日見ているからこそなかなか気付けない時もあります。
ですので、ベストな時の写真を撮っておいて、定期的に今の状態と見比べることをおすすめします。
見比べてみると「あれ?!」と思ったり、早めに気付けることも少なくないですよ。
状態が悪い時のくちばし・アイリング・足の様子
体調が良くないと文鳥の血色は悪くなり、アイリングやくちばしの色も悪くなります。
具体的には青み・紫みがかったり、どす黒い色に見えたり、逆に色味が無く(白っぽく)見えたりします。
いずれにせよ、状態がかなり悪くなると一目で分かるほど色が変わりますので、そうなる前 少しいつもと違うかな?という段階で気付いてあげられることが理想です。
血色が悪くなる原因
血液循環が悪くなったり、酸素が足りない状態(チアノーゼ)になる、貧血になるなどが原因で血色に変化が見られます。
内臓疾患など病気が原因でそうなる場合もあれば、卵詰まりや換羽が原因だったり、人で言う風邪のような一時的な体調不良の場合も。
寒いときにも血色が悪くなることがあり、このような場合は保温をして元気になると血色も回復します。
ですがぱっと見て分かるほど血色が悪い場合、危険な状態であることも多いため、気がついたら出来るだけ早めにかかりつけの医師の指示を仰げると安心です。
病院に連れて行くまでの間は、保温をして安静にさせてあげましょう。
血色以外でも見られる変化
血色だけでは無く、元気な時はくちばしもアイリングも足も綺麗です。
しんどくなるとアイリングが腫れぼったくなったり、足にはばきが多く見られたりし、内臓疾患などによりくちばしが伸びたり変形することも。
つまり、アイリングやくちばしが綺麗な色・形をしていると言うことが健康の証なのです。
血色の変化が見られたり 形の変化や汚れが見られたら、文鳥がしんどいというサインなので、日ごろからチェックするくせをつけておきましょう。
文鳥のチャームポイントの赤色は、実は体調がダイレクトに表れている大切な部分。
誰でも気付きやすい部分なので、日ごろからチェックして早めに体調の変化に気付いてあげられるようにしましょう。
どんな病気も、早期発見・早期治療が一番大切なのですから。
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