文鳥と暮らしている方なら、一度は「コンパニオンバード」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。
今回は文鳥をはじめとしたコンパニオンバードと呼ばれる鳥たちを、イラスト付きで紹介します。
身近な小鳥の魅力に迫りましょう。
コンパニオンバードとは
鳥類は非常に多く、9000種類以上存在していると言われています。
その中でも、時には伴侶として 人と密接な関係を築く鳥の事を通称「コンパニオンバード」と呼びます。
明確な分類基準はありませんが、一般的にコンパニオンバードと呼ばれる鳥たちは人によく懐き・愛情を向けてくれ、生活を共にするイメージが出来る子たちばかりです。
その中でも馴染みのある種類を中心に紹介していきます。
文鳥(ブンチョウ)
- 学名:Padda oryzivora
- 原産地:インドネシア・ジャワ島・バリ島
- 平均的な全長:14cm
- 平均的な寿命:8年
日本には江戸時代に入ってきたとされ、丈夫で人によく懐き飼いやすいため、古くからペットとして人気が高く親しまれています。
白文鳥や桜文鳥をはじめ、色々な品種(カラー)の個体が存在します。
錦華鳥(キンカチョウ)
- 学名:Taeniopygia guttata
- 原産地:オーストラリア全土
- 平均的な全長:10cm
- 平均的な寿命:5年
オスとメスで模様が違い、オスには縞模様が見られることから英名「Zebra Finch」と呼ばれています。
特徴的な声に活発な動き・小さく可愛らしい見た目で人気があります。
十姉妹(ジュウシマツ)
- 学名:Lonchura striata var.domestica
- 原産地:コシジロキンバラの中国産の亜種を中国・日本で改良
- 平均的な全長:10〜13cm
- 平均的な寿命:5年
古くから飼い鳥として親しまれてきた品種。
温和で大人しく、同じカゴの中で複数羽飼育してもほとんど喧嘩することがないため、その名前が付けられたと言われています。
胡錦鳥(コキンチョウ)
- 学名:Chloebia gouldiae
- 原産地:オーストラリア北部の開けた草地
- 平均的な全長:12.5cm
- 平均的な寿命:7年
なんと言っても色合いがカラフルで美しく、根強い人気があります。
以前は弱い鳥の代表のように言われていましたが、近年は丈夫になってきたとされています。
カナリア
- 学名:Serinus canaria
- 原産地:スペイン領カナリア諸島
- 平均的な全長:12〜20cm(品種による)
- 平均的な寿命:10年
コンパニオンバードの女王とも言われるカナリア。
どの品種も個性的かつ活発でよく懐き、明るく楽しいさえずりやしぐさを見ることが出来ます。寿命が長いことも人気のひとつです。
セキセイインコ
- 学名:Melopsittacus undulatus
- 原産地:オーストラリアほぼ全土
- 平均的な全長:18cm
- 平均的な寿命:7年
国内に輸入・繁殖されたのは明治時代からと言われ、古くから馴染みがある品種です。
穏やかで人によく懐き、物まねをしたり言葉を覚えたりと知能も高く 飼いやすいため、非常に人気があります。
オカメインコ
- 学名:Nymphicus hollandicus
- 原産地:オーストラリア全土
- 平均的な全長:32〜35cm
- 平均的な寿命:15〜25年
頭に独特の冠羽があり、オウム科に属する世界最小のオウムと呼ばれています。
臆病で頑固な面もありますが、よく人に懐き甘えん坊な性格です。
とても賢く、愛嬌のある顔やしぐさも人気のひとつです。
うずら
- 学名:Coturnix japonica
- 原産地:中国北東部・朝鮮半島・日本など
- 平均的な全長:20cm
- 平均的な寿命:2〜3年
室町時代から人気の鳥と言われ、古くから馴染みある品種。
鳴き声がかわいく、地面をちょこちょこと歩く姿や丸いフォルムも人気があります。水浴びでは無く砂浴びをします。
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まだまだたくさんコンパニオンバードと呼ばれる鳥はいますが、これだけ見ても身近な小鳥が多く、一緒の生活か想像出来て微笑ましいですね。
そんな気持ちにさせてくれるのも、コンパニオンバードの特徴です。
ラブバードとは?
コンパニオンバードと似ていますが、こちらはコザクラインコ・ボタンインコなど9種類の鳥とされています。
非常に社会性が高く情愛深い鳥たちで、仲間と強い絆を結ぶ特徴があり、人と触れ合い共に生きることに喜びを感じるコンパニオンバードよりも、仲間(鳥同士)の愛情を優先する傾向があります。
ですが愛情を持って接していれば人にも十分に懐いてくれるため、コンパニオンバードの中のラブバードとして紹介されることも。
どちらもとてもよく懐き、人と近い距離で生活出来る魅力的な鳥であることには違いありません。
コンパニオンバードって何?!と思っても難しく考える必要は無く、一緒に生活し幸せな時間を過ごすことが出来る鳥たち のことだと思っておいて間違いありません。
その生涯が尽きるまで愛情を注いでくれ、生活を共にしてくれるコンパニオンバード。
私たちも出来るだけの愛情で答えてあげたいものですね。
※この記事は管理人の経験及び参考URL・書籍を元に作製しております。情報に変化があった場合は加筆修正を行います
参考URL:ラブバード
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