文鳥ってどんな種類・色の子がいるの?
つぶらな瞳に大きなくちばし、ふわふわの羽に愛らしい鳴き声…手のひらサイズにかわいいが詰まった文鳥たち。
そんな文鳥ですが、よく見る白い子・黒とグレーの子意外にも、実は色々な子が居ます。
代表的な9種の子たちをイラストでご紹介しますので、ぜひお楽しみください。
色合いも少しずつ違ってとても可愛いですよ♪
1.ノーマル文鳥
黒・グレーメインにお腹の部分にベージュが入る、オーソドックスな文鳥。
目は黒で、くちばしは赤・アイリングは赤〜ピンク色をしています。
原種の姿に一番近く、最も体が丈夫で育てやすい・初めて文鳥を飼う人におすすめと言われています。
また、1,500円程度〜と比較的安価でお迎えすることが出来ます。
2.白文鳥
羽毛は白ですが、大人になってもグレーの羽が少し残る子も居ます。
基本的には換羽(羽が生え替わる)たびに白くなっていきます。
ノーマル文鳥の突然変異で生まれたそうで、愛知県弥富市が発祥の地とされており、白文鳥も体が丈夫な子が多いです。
同じ白い羽毛で目が赤い子が居ますが、こちらは”アルビノ”といってメラニン色素が欠乏しており、体が弱い子が多いと言われています。
アルビノではない普通の白文鳥は、一般的に3000円程度でお迎えできる人気の種類です。
3.桜文鳥
ノーマル文鳥に白い羽が入り、桜吹雪のように見えることからこう呼ばれます。また、あごの下部分が白いことも特徴。
模様の出方(白色の入り方)には個体差があり、個性を楽しめます。
一般的に出回っている文鳥で一番多いのがこの桜文鳥で、こちらも体が丈夫な子が多く、初心者に向いているとされています。
また、白色が多くまだらになっている子を”ごま塩”文鳥と呼ぶことがあります。
白文鳥と同じくらいの価格でお迎えできます。
4.シルバー文鳥
全体的にグレーの羽毛を持っており、濃いグレーから薄いグレーまで個体差があります。
濃いグレーの子を”ダークシルバー”、薄いグレーの子を”ライトシルバー”文鳥と呼ぶこともあります。
淡いグラデーションでとても綺麗な色合いなので人気がありますが、色素の一部が欠乏しているため、直射日光(紫外線)に弱い傾向があり注意が必要。日光浴は1日10分程度が目安とされています。
1980年代にヨーロッパで固定化された種類ですが、ノーマルや白・桜文鳥と比べると珍しく、お迎え価格も7,000円程度〜と高くなります。
5.シナモン文鳥
ブラウン〜ベージュのグラデーションのような色合いの文鳥。色合いが濃い子は”モカブラウン文鳥”と呼ばれることもあります。
1970年代にオランダで作られた品種で、シルバー文鳥と同じく色素が一部欠乏しており、直射日光や紫外線には注意が必要。目が赤っぽいことも特徴のひとつです。
シルバー文鳥と同じくらいの価格でお迎えできます。
6.クリーム文鳥
クリームのような、黄みがかったベージュ色の羽毛を持った文鳥です。
シナモン文鳥よりも白い部分が多く、淡い色合いをしており、中には白文鳥と区別が付かないような子も居ます。
1990年代にイギリスで誕生した種類で、珍しいためお迎え価格も平均10,000円程度と高くなります。
7.パイド文鳥
定義は曖昧ですが、全体的に白が多い羽毛に黒い羽毛でまだら模様が入った状態の子や、白い羽毛の多い桜文鳥などを指します。
ごま塩文鳥の白色がさらに増えたイメージで、ノーマルや白・桜文鳥の交配で生まれます。
一般的にはノーマル・白・桜文鳥と同じくらいの価格でお迎えできます。
8.アゲイト文鳥
クリーム(ベージュ)とグレー系の色どちらも持っている、非常に珍しい種類の子です。
遺伝的に不安定で体も弱い子が多く、ほとんど出回らないため滅多に見かけることはありません。
色の出方(珍しさ)によってお迎え価格が変わるようですが、希少種のため高い(10,000円以上〜数万円する)ことがほとんどです。
9.頬黒文鳥
文鳥は普通目の下(ほっぺに見える部分)が白いのですが、ここが黒く、顔全体が真っ黒な子を頬黒文鳥と言います。
覆面をかぶっているみたいで非常に可愛く、珍しいですが、換羽(生え替わり)とともに白くなっていく子の方が多いようです。
突然変異で表れる種類なので、自宅で孵った雛がこうなることもありえます。
まず市場に出回ることが少なく、やはり珍しいのでお迎え価格は高めに設定されています。
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いかがでしたでしょうか。
代表的な9種を紹介しましたが、細かく分類するともっとたくさんの色合いに分かれます。
白文鳥や桜文鳥だけではなく、色々な品種の子がいるのだと、楽しく見ていただけましたら幸いです。
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※個体差があるため、イラストはあくまでイメージです。この分類に当てはまらない子・微妙に違う子もたくさんいます
※イラストで表しやすいよう、多少デフォルメしています(例:アイリングを描いていない)
あくまでイメージを掴むため・色々な子が居るのだと楽しむためにご覧頂けますよう、よろしくお願いいたします。