文鳥と暮らす

文鳥は同じケージで複数羽飼える?成鳥のケージに移行するタイミング・ケージ選びのポイントなど

雛の時に一緒にお迎えした2羽、後からお迎えした子と先住の子…成長しても同じケージで飼っていいのか、雛はいつプラケースから成長用のケージに移行するのか

文鳥に快適な暮らしを提供したいと思うほど、悩みは尽きませんよね。

今回はそんな文鳥とケージについてまとめましたので、参考にご覧ください。

文鳥は複数羽同じケージで飼える?

文鳥を何羽か同じケージで飼うことは可能ですが、条件があります。一緒にする前に最低限下の条件を満たすか確認しましょう。

  • 一緒にしたい文鳥同士の仲が良いこと
  • 病気や体調不良などの症状がないこと
  • 身体的に大きなハンデがないこと
  • ケージの広さがあること

文鳥は縄張り意識が強い鳥なので、仲が良くないのに一緒のケージにしてしまうと、怪我をするほど喧嘩をしたり ストレスで弱ってしまうと言うこともあります。

一緒のケージに入れる場合は仲が良いことが大前提。またどちらかが病気を持っている場合は移らないよう、仲が良くても必ず別のケージにしましょう。

身体的なハンデがある場合、通常のケージでの生活が体の負担になったり 仲が良くても元気な子との生活が大変だったり…と言うことがありますので、基本的にはその子に合ったレイアウトのケージを用意してあげて下さい。

同じ理由で老長と若鳥の生活も、老鳥の負担になることがありますので、様子を見て判断してあげて下さいね。

ケージの広さはどれくらいあれば良い?

あくまで目安になりますが、下のような35cmサイズのケージ(ごく一般的なサイズ)で文鳥1羽〜2羽のイメージです。

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ケージだけを見ると2羽でも十分に感じますが、ヒーターなど小物を入れると案外狭くなるものなので、余裕を持ったサイズ選びをお勧めします。

文鳥は十姉妹のように何羽も同じケージで飼うものではないと思いますが、3羽でとても仲が良い・兄弟で4羽いつも引っ付いている、と言うようなこともあります。

その場合は無理に引き離す必要もないですが、先に紹介したケージでは小さいので 最低37cm〜のケージを選ぶことをお勧めします。

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こちらにケージの種類や選び方などを詳しく書いていますので、参考にご覧ください↓

1羽に1ケージ用意するメリット

スペースなどの問題もありますが、1羽に1ケージ用意できるのであれば、複数羽一緒とは違ったメリットもあります。

  • 1羽ずつの状態を確認しやすい(餌の減り具合や分の状態など体調確認がしやすい)
  • 発情を抑制しやすい
  • 文鳥自身が落ちつける 

複数羽一緒のケージにいると、例えばよくない状態の糞があっても誰のものなのか分からなかったり、餌の減りが遅くても誰が食べていないのか分からない、と言うような事が起こります。

仲の良いオスとメスが一緒のケージなら発情しやすくもなりますので、繁殖を望まない場合は別ケージだと発情を抑制しやすいと言うメリットがあります。

ただ、とても仲が良い場合わざわざ引き離されるとストレスになることもあるので、文鳥たちとお家の環境を見て判断してあげて下さいね。

雛はいつから成鳥用ケージに移行する?

雛の成長具合によるので断言はできませんが、おおよそ生後45日頃〜かつ下の項目に当てはまる場合が、移行時期の目安になります。

  • 羽毛が生え揃っている
  • 止まり木や餌入れのフチなどに止まる事ができる
  • ほぼひとり餌になっている(給餌しなくても自分で餌を食べる事ができる)
  • 羽ばたく動作をしたり、少し飛ぶ事ができる
  • 水浴びをし、自分で乾かす事ができる

成鳥用のケージは雛のプラケースに比べると保温力が低く、床生活ではなくなりますので足腰の力も必要です。

成長が遅い子の場合 生後60日ごろで上の条件を満たす子もいますので、無理に移行させず 個々の状態に合わせてあげましょう。

最初は昼間はケージで過ごして、夜はプラケースで寝ると言う方法で慣らしてあげても良いですね。

他の種類の鳥と一緒のケージで飼える?

例えば十姉妹やセキセイインコなど、文鳥と似ていたり サイズ感が近い鳥だと一緒に飼えそうな気がしますが、基本的には違う種類の鳥とはケージを分けましょう

似ているようでも、文鳥と生態や性質・ベストな環境・食事内容などが全く同じと言うことはないためです。

同じケージで飼う場合は、文鳥は文鳥同士で一緒にするようにしましょう。

文鳥にとってケージは安心できる自分の家。

仲の良い子と一緒がいいのか、一人が落ち着くのか、どんなレイアウトにするのか、いつから成鳥のケージに移るのか…

もちろん個体差がありますので、愛鳥の様子を見ながら環境を整えてあげて、気に入ってもらえると嬉しいですね。

参考書籍