文鳥と暮らす

文鳥につぼ巣は必要?メリットとデメリット

文鳥のお部屋につぼ巣を付けようか、悩んだことがある飼い主さんも多いのではないでしょうか。

危なくないのか?発情するって本当?でも休めるところがないと疲れるのでは?

つぼ巣にはメリットもデメリットもありますので、そんな疑問を一緒に解決していきましょう。

つぼ巣とは

つぼ巣は藁(わら)で編んだもので、入り口が大きめに開いており奥に向かって丸い形をしています。

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文鳥の巣としては一般的で、webショップを初めペットショップやホームセンターなどでも購入することができます。

価格は300円〜1500円程度のものまで幅があり、産地や作りなどによって変わりますが、種類はそんなに多くはありません。

ケージや使う子に合ったサイズ、編みが緩くなくしっかりしているものなどを選びましょう。

つぼ巣のメリット

つぼ巣を文鳥に与えると、次ようなメリットがあります。

  • 文鳥が安心できるお気に入りの場所になりやすい
  • 文鳥が足や体を休めることができる
  • 繁殖させたい場合の巣としても使える
  • 文鳥のかわいい姿が見られる

つぼ巣を好きな文鳥は多く、初めは警戒していてもすぐにもっちり寛いでいる姿が見られる場合がほとんど。

そのため文鳥にとって安心できるお気に入りの場所になり、気を緩めたかわいい姿をたくさん見ることができることは、飼い主さんにとっての大きなメリットです。

家庭で繁殖させる場合の巣としてもぴったりで、つぼ巣に産卵し子育てをすることができます。

つぼ巣のデメリット

  • 発情を促してしまう
  • 手入れをしなければ不衛生になる
  • 編み目に引っかかって宙吊りになったりする場合がある

つぼ巣の最大のデメリットは発情を促してしまうこと。

繁殖をさせたい場合以外、発情や産卵はメスの体にとって大きな負担になるため抑制することが望ましいです。

また、つぼ巣の中に糞をする場合、毎日の掃除・1ヶ月単位でのつぼ巣の買い替えなどを行わなければ不衛生になり、匂いも発生します。

つぼ巣は藁を編んだものなので当然編み目や小さな隙間・凹凸などがあり、そこに文鳥の足や爪が引っかかる場合もあります。

基本的には目の届くところで使用し、飼い主さんがメンテナンスを行ってあげる必要があるのです。

文鳥は足が弱い?休める場所がないとかわいそう?

文鳥は足が弱いので、つぼ巣のような休める場所が必要と聞くことがありますが、文鳥は特別足が弱い鳥ではありません

もちろん鷹や鷲・他の大型の鳥と比べると弱く、特別強いわけではありませんが、ごく普通だと思って良いでしょう。

ただ、ケージの中で過ごす飼い鳥の場合 止まり木の数や種類が限られているので、その止まり木が足に合わないと疲れてしまったりしんどくなると言うことはあり得ます。

自然の鳥は色々な太さ・質感の木や枝などの足場から自分に合った場所を探して落ち着きますので、ケージの中の止まり木も1本は自然の木を使ったものや 太さに強弱があるものを入れてあげる事がおすすめです。

発情はさせたくないけれど休める場所を作りたい場合は、皿巣やバードテントがおすすめ

発情は抑制したいけれど休める場所を作ってあげたい と言う場合は、皿巣やバードテントがおすすめです。

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つぼ巣と違い上や横部分が開いており密閉感が少ないため、つぼ巣ほど発情を促さない場合が多いです。

また、開口部が大きいため掃除も簡単。バードテントは丸洗いもできます。

気に入ってさえくれれば足や体を休める良い場所になるので、生まれつき足の弱い子や老鳥などにもおすすめ。

つぼ巣よりも店舗では見かけにくいと思いますが、webショップでも購入できますので、お気に入りを見つけてくださいね。

※敏感な子は皿巣やバードテントでも発情する場合がありますので、愛鳥の様子を見ながら使用しましょう

文鳥の飼育用品としてよく出てくるつぼ巣。

文鳥が体を休められそうで、飼い主も寛いでいる姿を見られる素敵なアイテム…ですが発情を促してしまうと言う点もあります。

皿巣やバードテントも含めて、愛鳥に合った物を見つけてあげてくださいね。

参考書籍