文鳥も風邪を…ひく!
人間の風邪とは少し違いますが、大きな病気などではなく、ちょっとした「体調不良」になることは文鳥にもあります。
原因はウイルス感染や気候の変化・免疫力の低下時などさまざまですが、真冬より温度差のある春・秋、体力の落ちている夏にかかりやすいと言われます。
文鳥の様子がいつもと違う場合、病院に行き医師の指示を仰ぐことが基本ですが
元気だけれどくしゃみをしている、病院に行ったけれど特に問題は無かった、でも少ししんどそうだな…と言う場合など、注意して見てあげましょう。
文鳥の体調不良の症状
くしゃみ・鼻水
くしゃみをすることもありますが、文鳥の場合は鼻孔に異物が入った時や空気中の刺激物に反応した時、鼻炎や副鼻孔炎を起こした時に起こりますので、人間のくしゃみとは少し違います。
鼻水が出た場合は、ガーゼなどでやさしく拭き取ってあげましょう。
下痢
水分の多い便が出るので、毎日見ている方なら簡単に気付くことが出来ます。
また、水分が失われるので、普段よりも水をよく飲むことでも気付けるでしょう。
下痢が続くと栄養状態が悪くなり、元気がなくなるため注意が必要です。
寝ている(休んでいる)時間が長い
人と同じで、体調不良時は通常よりの疲れるため、よく寝ていたり休んでいる姿が見られます。
羽を膨らませていたり、肩で呼吸をするなどしんどそうな様子ではないか、起きている時間は元気に動いたり食べたりしているかをよくチェックしましょう。
体調不良時の対策
上のような症状が見られた場合、体調不良につながる要因(換羽など)が分かっていたり、症状が軽かったり・少しの間だけで改善されたのであれば様子を見てもいいかもしれませんが
小鳥は体調を隠しますし悪化すると早いので、可能であればまずは病院に連れて行き、医師の指示を仰ぎましょう。
近くに文鳥を見られる病院がない・予約が取れず行けない場合などは保温と保湿をしっかりしてあげましょう。
複数羽飼っている場合は写らないよう元気な子とは隔離して、保温しやすいように小さめのケージやキャリーケースなどに入れてあげるといいでしょう。
温度は30℃・湿度は60%以上を目安に保温電球などで調整し、様子を見てあげて下さい(上がりすぎないように注意・サーモスタット等の利用が便利です)
文鳥が体調を崩さないために…日常生活での注意点
小鳥が体調不良になる原因の一部を記載しますので、日々の生活で気を付けてあげてくださいね。
一日の温度差(気温差)
特に春や秋など、朝晩と日中の気温差が激しい時期は注意が必要。ヒーターやカバーなどで調整しましょう。
エアコン・扇風機などの影響
風が直接当たらないように注意しましょう。夏場のエアコン使用で文鳥にとっては寒い場合がありますので、カバーなどで調節してあげましょう。
傷んだ食べ物や水を与えない
文鳥が大好きな小松菜や青菜はとても傷みやすいので、萎れてきたらすぐに取り替えるか撤去しましょう。また、夏場は水を2.3回取り替えることをおすすめします。
換気に気を付け、綺麗な空気を保つ
ホコリやゴミに気をつけ、出来れば空気清浄機がある方が安心です。
また、電気ケトルでお湯を沸かす時や整髪料の使用時など、人間なら気にもとめないようなことでも、文鳥には影響が出る事があります。
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離れた場所で使用することはもちろん、常に換気をするくらいの意識を持っていても間違い無いでしょう。
人間には何ともないことでも、体の小さな文鳥には影響が出ることはたくさんあります。
もちろん、滅菌されたようなピカピカの空間で神経質に暮らす必要はありませんが
文鳥と暮らしていると言うことを忘れずに、いつもより少し気を付けたり、毎日の体調チェックを欠かさないようにして、健康で穏やかな日々を過ごさせてあげたいですね。
参考書籍:コンパニオンバードの病気百科
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