書籍「文鳥様と私」を最新刊まで読みましたので、感想などを書かせて頂きます。
中学生の頃から読んでおり 現在も新刊が出るたびに購入しているこちらの漫画、気になっている方は参考にご覧くださいね。
基本情報(最新刊)
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- 単行本: 106ページ
- 出版社: 青泉社
- 発売日:2022/3/22
作者が自宅で実際に飼っている文鳥を主題にしたノンフィクションの実録漫画。
商業誌ではまず1996年からあおば出版にて作品が発表され、2006年までに単行本を8冊と愛蔵版2冊を発刊する。しかし、2007年のあおば出版倒産に伴い、グリーンアロー出版社(後にBbmfマガジン。現在では青泉社)へと、作品発表の場所を移動する。
これにより、2009年には待望されていた続刊の第9巻と、当時絶版となって惜しまれていた単行本8冊が新装版として発行され、その後も順調に巻数を伸ばしている。
Wikipedia
漫画家・今市子先生が作者の、文鳥飼いとしてのリアルな日常が描かれた漫画です。
文鳥たち一羽一羽の個性がかなり上手く描かれている
作者は漫画家の今市子先生、さすがの観察力と絵の上手さで 文鳥たちを一羽一羽描きわけていらっしゃいます。
文鳥は本当に一羽一羽性格が違い 個性が溢れているのですが、それを見た目の違いはもちろん、見事にキャラクターとして成立させています。
今までたくさんの文鳥が登場しているのですが、すべての子をまるで我が家で飼っていたかのように覚えているくらい、感情移入させられるくらい、活き活きと個性豊かに描かれているのです。
見た目や喋り方にも特徴をつけてあり とてもかわいく、カラーページはとても綺麗ですよ。
文鳥社会や生態がよく分かり面白い
最新刊では3羽の文鳥と暮らしている作者さんですが、全巻を通して複数羽飼いで基本的に多くの文鳥が居るため
文鳥同士の好き嫌いや巣作り・子育てのこと、飼い主さんへの態度や個々の性格による違いなどが非常によく分かり、千差万別でとても面白いです。
飼い主さんがわりと自由に生活させているため、文鳥の本能的な行動が多く見られているように感じます。
飼い主としてのリアルな部分は賛否両論、あくまで漫画として楽しむ本
文鳥たちの姿をとてもリアルに活き活きと描かれている 文鳥様と私ですが、最初の頃ほど鳥飼いとしてちょっと驚くような内容が多いのも事実。
フライパンに火をつけて料理をしている最中 文鳥がキッチンを飛んでいたり、料理した肉を文鳥がくわえて行ったり、飼い主さんが外出中一日中放鳥していて凍えさせたり、インクや水のりを飲んでいたり…
1996年に連載が開始し、それから25年以上経っているので飼育内容などにも変化がありますが、基本的にちょっと古い考えが残る飼育方法&自由に過ごさせていらっしゃるため、文鳥にとって危ない・怖いと思うことが多いのも事実です。
ですので、飼育方法や鳥飼いとして参考にするには正直向かない内容だと思いますが、作者さんの文鳥への愛情はちゃんと感じられますし
とある文鳥を飼っている家庭のノンフィクションドラマとして見るなら、これほどリアルに上手に描かれているものはないと思います。
他には無い文鳥漫画なので、気になっている方はぜひ手にとってみてください。合本版もありますよ。
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