愛鳥にはできるだけ健康に元気に、一日でも長生きしてもらいたいもの。
もちろんどの子も確実に12歳まで生きられる、なんて方法はありませんが、持っている寿命を少しでも長く、出来るなら健康寿命を伸ばしてあげたい
そのために飼い主さんが出来ること・文鳥の平均寿命や長生きのコツなどを一緒に学んでいきましょう。
文鳥の平均寿命は?
近年、文鳥の平均寿命は8〜10年や、10歳を超えると言われています。
メスの方が発情や産卵による体力の消耗・卵詰まり等によって、オスよりも寿命が短い傾向があるので注意が必要。
また、例えば同じ親から生まれた5個の卵から孵った子たちなら、1番目に孵った子の方が強く長生きしやすいとも言われています。
これは我が家でも実感していますが、やはり初めの卵の方が栄養がたくさん詰まっており、大きく強い子が生まれるという印象です。
(↓我が家の4兄弟の成長記録、1番目に孵ったビターと末っ子シロップは大きさも成長具合も全く違います)
もちろん全ての子が10歳まで生きられる訳ではありませんが、正しく飼育し、出来るだけ長く一緒の時間を過ごしたいものですね。
文鳥に長生きしてもらうために出来ること
文鳥に長生きしてもらうには、飼い主さんが文鳥についての知識を得て環境を整えることが大切です。
- 住環境を整え清潔に保ってあげる
- 栄養バランスの取れた食事、気分転換の野菜やおやつ
- 規則正しい生活
- 適度な運動や遊び
まずはこのような基本の住環境・生活を整えてあげることがとても大切です。
ケージのサイズや置き場、中のレイアウトなど、愛鳥に合うように選び、清潔に保つよう心がけます。
食事に関してはペレットが完全栄養食でベストなのですが、なかなか食べない・シードから切り替えられない子も居ますので、その場合は無理をせずサプリメントなどで補えると◎
そして人間と同じように、規則正しいリズムと適度な運動や遊びのある生活を心がけます。
その上で、ここから記載するようなこともぜひ取り入れてみてくださいね。
コミュニケーションを取る時間を作る
文鳥はとても愛情深く賢い生き物、飼い主さんの自分に対する態度などをよく観察し理解しています。
長い時間触れ合ったり放鳥することが難しくても、出かける時や帰ってきた時に声を掛ける・5分でもケージから出して目一杯触れ合う…ケージ越しに前を通る度に話しかけてあげるだけでも、文鳥の心が安定すると思います。
そして時間がある時は、たくさん放鳥したり手に乗せて触れ合ったりしてあげて下さいね。
ストレスを溜めさせない・退屈させない
文鳥にとってストレスは大敵。
心身ともに弱る原因になり、羽を咬んでしまう「羽咬症」の原因にもなると言われています。
ストレスを溜めさせないためにも、先に書いた規則正しい生活や栄養の整った食事・大好きな飼い主さんとのコミュニケーションが必要になってきます。
文鳥の嫌がること・怖がることはもちろん避けますが、爪切りなど必要な事は日頃から少しずつ慣れさせたり 短時間に留めるなど工夫をしてあげましょう。
また、退屈もストレスに繋がります。
飼い鳥は野生の鳥と違い、餌を探したり飛び回ったり・警戒したり…という必要がなく、暇で単調な生活になりがち。
つまらない毎日だとストレスが溜まりやすいので、窓の外が見える場所にケージを置いたり・フォージング(餌を探して食べさせること)をしたり、少し工夫ができるといいですね。
音楽や動画を流して文鳥に見せる、という方法もあるようですよ。
なるべく発情をさせない
特にメスの場合、発情・産卵は命に関わることが多いので注意します。
1羽飼いでも発情しますし、抑制はとても難しいのですが、薬などもありますのでかかりつけ医に相談できると安心です。
かかりつけ医を見つけておく
鳥はどこの病院でも診てもらえるわけではないので、一緒に暮らし始めたら早めに信頼できる病院を見つけておきましょう。
多くはないですが鳥の専門病院もありますし、鳥専門ではなくてもちゃんと診られる先生もいらっしゃいます。
気になることがあった時にすぐ診てもらえるよう、愛鳥が元気なうちにぜひ探してみて下さいね。
出来るだけ長く一緒に居たい、大切な愛鳥。
そのために生活環境を整えてあげ、文鳥のことをよく知って、持っている寿命を最大限元気に過ごしてもらえるサポートをしたいものですね。
参考書籍
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