文鳥を知ろう

文鳥の羽のつくり・機能・注意してあげたい点など

フワフワ愛らしいボディを形作っている羽毛。鼻をうずめると何とも言えない文鳥の香りがしますよね。

羽は鳥の最大の特徴であり武器でもある”飛ぶ”ということに欠かせないだけで無く、体を守ったり保温したりと重要な役割を担っています。

そんな魅力いっぱいの羽毛について少し学んでみましょう。

文鳥の羽の基本構造と機能

羽毛は「正羽(せいう)」「綿羽(めんう)」「毛羽(もうう)」の3種類に区別され、それぞれ違った特徴や役割を持っています。

  • 正羽…羽幹(うかん)があり平らな羽を持つものを指し、風切り羽や尾羽・体幹や頭部・頸部などの羽も含まれます。
  • 綿羽…羽軸がほとんど無く、綿毛状で体内の羽域に存在します。成鳥では正羽の下に生え、幼鳥では体の表面を覆っています。
  • 毛羽…被毛状の退化した羽毛(ヒゲ)、または細い羽軸の先に房がついただけのものを言います。ヒゲはくちばしや目の周囲に見られます。

羽毛の主な成分はタンパク質(ケラチン)で体重の約10%を占め、ケラチンは数種類のアミノ酸から合成されるため、アミノ酸の割合によって羽毛の柔らかさが変わります。

シックなカラーが多いことが文鳥の特徴ですが、色々なカラーの個体が居ます。

何気なく見ると文鳥はひとつのモフモフした塊に見えますが、よく観察すると色々な形・大きさの羽があることが分かりますよ。

羽毛の名称

羽毛は生えている位置によって名前が決まっており、風切(かざきり)・小翼羽(しょうよくう)・雨覆(あまおおい)・肩羽(けんう)・尾羽があり、その中で更に分類があります。

全部を覚える必要はありませんが、例えば病院で症状を説明する時・鳥飼いの仲間と会話をする時など「風切羽が…」と言うこともありますので、少し知っておくと役に立ちますよ。

※イラストはイメージです、羽の枚数などは個体ごとに違いがあります。

飛翔の役割

羽毛は鳥の特徴である”飛ぶ”ために必要不可欠なものです。正羽で空気を捉え、コントロールして飛んでいます。

風切羽で前に進む力(推進力)と上昇する力(揚力)を担い、小翼羽で空気をコントロールし揚力を保ちます。

尾羽は飛んでいる際は方向舵として、着地の際には空気抵抗によるブレーキとして、上昇時にはバランスを保つために使われます。

とてもよく出来ていて驚いてしまいますよね。

体温調節をし、体を守る役割

文鳥の場合羽毛は足先やおなか部分を除く体のほとんどを覆っており、雨や風・強い日差しや外傷などから身を守る役割も持っています。

綿羽部分は空気をたくさん含み外と遮断することによって、優れた保温性を保つことが出来ます。

暑い時には逆に正羽によって綿羽を押し縮めることで、熱を逃がしやすくする事が出来ます。

その他にも防水機能や求愛・威嚇の手段として使われるなど、さまざまな役割を果たしています。

注意してあげたい点

健康な文鳥の羽毛はツヤと光沢があり、毛並みが揃っていて綺麗です。

羽毛がパサパサであったり、生え揃わない・変な方向に曲がっているなどの症状が見られる場合は、病気や体調不良などが原因の場合もありますのでよく観察して、必要であれば医師の指示を仰ぎましょう。

老化によっても羽毛の変化はよく見られます。

また、体は健康であってもストレスで羽を抜いてしまったり(毛引き)、発情期などに落ち着かずに自分で羽を折ったり変形させてしまう子も居ます。

羽毛が綺麗に揃わず正常に機能しないと言うことは、うまく飛べなかったり体温調節が出来なかったりと、文鳥の生活にかなりの負担がかかることになります。

羽毛の状態に変化が見られたら、何が原因かを知って出来るだけ対応してあげるようにしましょう。

換羽期は要注意

羽が生え換わることを「換羽(かんう・とや)」と言い、文鳥では通常1年に1回程度訪れます。

全身の羽毛を新しくする大仕事で、特に肝臓に負担がかかり体調を崩す子も多いため、注意して見守ってあげてくださいね。

鳥の象徴でもあり、文鳥の愛らしいボディに欠かせない羽毛。

フワフワかわいいだけでは無く、飛んだり体を守ったりととても重要な役割を持っています。

出来るだけ綺麗な羽毛で快適に過ごしてくれるように、ちょっとだけ羽の役割や特徴を覚えておいてあげてくださいね。

※この記事は管理人の経験及び参考書籍をもとに作製しています

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