1羽飼いで文鳥と暮らしていると気にならないかも知れませんが、何羽かで暮らしていたり、他の文鳥を見る機会があると
「うちの子何だか大きくない…?」「他の子よりムチムチしている気がする」という場合も出てきます。
ですが文鳥にダイエットは必要なのか、そもそも鳥にダイエット方法があるのか…今回はそんな文鳥の肥満とダイエット方法について見ていきましょう。
文鳥にも肥満はある
文鳥も肥満と言われる状態になることはあります。
理由は様々ですが、野生と比べて飼い鳥は圧倒的に運動量が少ないため、意外と太ってしまう子は多いもの。
運動不足以外の原因としては、餌の食べ過ぎ(与えすぎ)が多いですが、適量でも好きな餌ばかりをより分けて食べている場合など、カロリーや栄養が偏ってしまっていることもあります。
また、主食はちょうど良く食べていても、副食やおやつなどが原因で太ってしまう場合も。
文鳥のカロリー管理は意外と大変なので、肥満になることもあると心得て飼い主さん側も与えるものには注意するようにしましょう。
体質的に太りやすい子もいる
基本的に太りにくいとされている文鳥ですが、体質的に太りやすい子ももちろん存在します。
ですので、太ってしまったら全て飼い主さんや飼育環境のせいという訳ではありません。
愛鳥が肥満と診断されてもむやみに落ち込まずに、出来るだけ適正体重に近づけるようサポートしてあげてくださいね。
文鳥の適正体重は何グラム?
文鳥の平均体重は22〜25g程度と言われていますが、個体差が大きいためこれ以上ならみんな肥満!という訳ではありません。
当然見た目から大きさが違い、21gの子も居れば30gを超える子もいます。
骨格や筋肉量によってかなり差がありますので、愛鳥のベスト体重を詳しく知りたい場合は、鳥を見られる獣医さんに見てもらいましょう。
骨格などから適正体重を教えてくれます。
家で体重を測る場合は朝一番の体重を基本とし、毎日測り大幅な増減がないかをチェックします。
自己判断は危険な場合も、出来れば獣医さんに相談を
何となく他の子より大きかったり、少しずつ体重が増えていると「太ったのかな?」「ダイエットさせなきゃ」と考えることもあると思いますが、素人判断は危険も伴います。
実際には骨格が大きくそれが適正体重だったり、成長の途中で問題なかったり、病気や体調不良・卵を身篭っているなどの理由があるのかも知れません。
そのような時に不要なダイエットをしてしまうと、文鳥に負担がかかったり生命の危機に晒してしまうことになりかねないので、肥満かな?と気になったら一度獣医師に指示を仰ぐと安心です。
そのためにも、健康診断などで信頼できる病院や獣医師さんを見つけておくことをおすすめします。
減量が必要と分かった場合、適正体重に近づける努力を
原料が必要な状態だと判断された場合、可能であれば適正体重に近づけるようにすることが望ましいです。
人と同じで太っていると動きにくいことはもちろん、体の色々な部分や内臓に負担がかかりやすく、様々な病気につながる恐れがあるためです。
また、太っているということは鳥にとって大切な”飛ぶ”という動作がしにくくなるという大きな問題があります。
飛ばなくなってより太っていくという悪循環になったり、うまく飛べないことでストレスを抱えてしまうことも。
そのようにならないため日々の注意が大切ですが、肥満になってしまった場合は出来るだけ適正体重に近づけるようサポートしてあげましょう。
文鳥のダイエット方法とは
ダイエット方法は大きく2つ、食事療法と運動です。人と同じですね。
食事療法
食事療法は食べる量や質を管理するものです。こちらも獣医師に見てもらうと、その子の大きさなどから1日に大体何グラムの餌が必要か・ダイエット時は何グラムにするかなどを教えてくれます。
- 食事の量を決める
- 食事の時間を決める(決まった時間だけケージに餌入れを設置する等)
- 食事の内容を改める(ペレット食でない場合はカロリーの高い種を抜いたり、副食を控えたり等)
- フォージング等を利用する
このようなことを行って、1日の摂取カロリーや内容を管理します。
フォージングについてはこちらに詳しく書いています↓
運動
基本的には放鳥時間を少しでも増やし、飛んだり動いたりする時間を増やしていきます。
また、おもちゃを設置して遊ばせることで、少しでも運動不足やストレス解消につながる場合も。水浴びもいい運動になります。
飼い主さんと文鳥の様子を見ながら、少しずつ取り組んでいきましょう。
文鳥も肥満になったり、ダイエットが必要な状態になることがあります。
適正体重に戻すことはなかなか難しく飼い主さんのサポートも必要なので、できれば肥満体にならないような生活をすることが望ましいです。
ですがどうしても野生ほどは運動をさせられず、太りやすい場合などもありますので、日々健康的な生活をさせつつ、もし太ってしまった場合は適正体重に近づけるようサポートしてあげてくださいね。
参考書籍
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