文鳥と暮らす

文鳥を看取る日のために 最後が近い時のサイン・看取り方・心の準備など

何歳になっても可愛らしい文鳥。ですが歳を重ね、いつか別れの時がやってきます。

その時が近づいて来ても出来るだけのことをしてあげられるよう、少しでも飼い主さんの後悔を減らせるよう、文鳥がどのように最後の時に向かい 旅立った後はどうすればいいのかを少し知っておきましょう。

愛鳥との別れを想像するのは辛いことですが、出来るだけ後悔の少ない お互いに穏やかな最後の時を迎えられる可能性が高まりますので、少しだけイメージする機会を作ってみて下さいね。

心の準備をし始めるタイミング

病気や老化などであとどれくらい…と考えることもあれば、毎日文鳥と接していると「お迎えが近いかもしれない」と感じる時があるかも知れません。

そのように感じたら、心の準備を始めましょう。

文鳥の死を意識し、思いを巡らせることもひとつですが「文鳥にかわいそうな死に方をさせない」「出来るだけいい旅立ちをさせてあげる」と決意をするというのが良いかも知れません。

病気や事故で亡くなると辛いのはもちろん、高齢になり立派に天寿を全うして亡くなったとしても、もっと出来ることがあったのでは?こうしておけばよかった…例えば「ケージをもっと綺麗に掃除しておいてあげれば」「最後に好きな果物をあげておけば」というような後悔が必ず出てくるもの。

その後悔が大きいほど飼い主さんにとって辛い最後になってしまいますので、少しでも減らせるように心の準備をしていくというのが良いのではないでしょうか。

想像するのは辛いことかも知れませんが、ある日突然亡くなってしまうよりも、心の準備をできるという事はとても幸せな事なのかも知れません。

最後が近い時のサイン 見た目・行動など

最後の時が近づいてくると、次のようなことが見た目や行動に現れることがあります。

  • 餌を食べない・水を飲まない
  • 食べたものを吐き出す
  • 丸まったりうずくまって動かない
  • くちばしの色が非常に悪い(紫系になったり暗くくすんで見える)
  • 呼吸が荒く苦しそう
  • 視線が定まらない・ぼんやりしている
  • 突然暴れ出したり奇声を発したりする
  • 足にが入らず立てない・歩けない

鳥は飛ぶために食べ物を体に留めておけない構造になっているので、半日食べないだけでも命を落としてしまう場合があります。

つまり食べないという事は鳥にとって危篤状態

奇跡的に回復する事もありますが、上のような症状が見られたら心の準備をしたり、何らかの対応が必要になってくる可能性が高いのです。

食べない場合に試してみたい事

餌を食べなくなってしまった時、大好物を用意して見せてみましょう

カナリーシードや野菜・果物など、愛鳥が大好きなものなら口にするかも知れません。一度口にすると勢いで食べられたり持ち直す事もあります。

そのためには愛鳥が大好きなものを把握しておき、普段からあげるのではなくたまにやご褒美としてあげておくことがおすすめ。

いざという時に役に立つかも知れませんので、ぜひ覚えておいて下さいね。

最後にできること・看取り方

文鳥の最後はさまざま、手の中で看取れる事もあれば 朝起きたらもう旅立った後だった…という事も当然あります。

もしも文鳥の最後に立ち会えるなら、手の中やそばで優しく撫でたり声をかけてあげて下さい。耳は最後まで聞こえています。

旅立つ瞬間は、動きが止まり、くちばしの色がすーっと紫に変わるのですぐに分かります。

しばらくは暖かいままで少しずつ体温が無くなっていくので、たくさん撫でてあげたり、まだまだ話しかけてあげたり、感謝の気持ちを伝えたり、飼い主さんの思うまま最後の時間を過ごしましょう。

もしもまぶたを開けている場合は指でそっと閉じてあげて下さいね。

病院に連れていくか、自宅で過ごすか

愛鳥の体調が急変した時・最後が近いと感じた時、どうにか助からないかと思うのは飼い主さんの自然な気持ち。

そこで病院に連れていくか・自宅にとどまるかを悩む方も多いでしょう。

病院に行って温室や強制給餌・酸素室などの治療を受けられれば回復するかも知れない、けれどそこで無くなってしまった場合「一緒にいてあげられなかった」「知らない場所で旅立たせてしまった」と後悔するでしょう。

自宅にとどまった場合は、ずっと一緒にいてあげたり看取れるかも知れませんが「病院に連れて行ったらまだ生きられたのかも」「何かまだ出来ることがあったのでは」と後悔するかも知れません。

大切な子だから、もっと生きられる道はなかったのか・こうしていれば ああしていれば…と、選ばなかった選択肢の可能性を探してしまいます。

つまり、どちらを選んでも100%後悔のない最後を迎える事はとても難しいのです。

そのため、各家庭の事情に合わせて事前にどうするか決めておく事をお勧めします。

例えば「日中誰もいないので病院に預ける」「ちょっと体調が悪い程度なら病院に行くがいよいよという時は家で看取りたいので連れて行かない」など、ある程度決めておくと これでよかったと思え後悔が少なく済む場合があります。

少しでも後悔を減らす事で飼い主さんの心の負担を和らげ、愛鳥との思い出が辛いものにならないようにしたいものですね。

愛鳥の最後をイメージするのは難しいことかも知れませんが、いつか必ずやってくるその時を、少しでも後悔の少ないものにするためにはとても大切なこと。

イメージすることで今の時間をより大切に思えたり、改めて愛しく思えたりもします。

体調や見た目の変化をチェックしながら、少し心の準備をする時間を作ってみて下さいね。

※この記事は管理人の経験及び参考書籍をもとに作製しています

参考書籍