愛する文鳥が旅立ったら、突然だったり初めての場合はその後どうすればいいのか戸惑ってしまうかも知れません。
そんな時どうすればいいのか、どんな気持ちで向き合えばいいのか、少しでも心和らげ、良い見送りをしてあげられるために参考にしてみて下さいね。
旅立つ前、文鳥を看取る日のための記事はこちらです↓
文鳥が旅立ったら・葬儀までの過ごし方
文鳥が亡くなったら、その体を火葬するか土葬するか決めなくてはなりません。
ずっとそばに置いておきたい気持ちもあると思いますが、どうしても日に日に劣化していってしまうからです。
とは言っても今日明日に必ずしなくてはならないわけではないので、家族や自分の気持ちと相談しながら、日にちと方法を決めましょう。
家族がみんな立ち会える日・天気予報が晴れの日などがおすすめです。
決まったらその日まではドライアイスなどを体の下や横に置き、なるべく綺麗な状態を保ってあげられるようにしましょう。
文鳥の葬儀とは 土葬・火葬の方法と決め方
葬儀と言っていますが、人間のそれとは少し違います。愛鳥に感謝を伝え・そっと火葬か埋葬をし・静かに見送ってあげるイメージです。
かつては自宅の庭などに埋める土葬が主流でしたが、マンション暮らしや埋める庭のない家が増えた事や、火葬技術が発達したことで、小鳥においても火葬がずいぶんメジャーになってきました。
土葬と火葬の方法や良い点期になる点などを記載しますので、選ばれる際の参考にしてみて下さい。
土葬の方法・メリットとデメリット
いわゆる土に埋めて埋葬するる方法です。埋められる庭があればベストですが、ない場合はプランター葬と言って大きめのプランターに入れた土に埋葬する方法もあります。
どちらの場合も深めに穴を掘り、そこに文鳥を入れ、土をかけるという作業が基本。
そのまま埋めた方が(土がよくかかる方が)土に返りやすいですが、かわいそうだなと思う場合は下に一枚タオルを引いたり、ガーゼのようなものやティッシュをかけてあげても良いでしょう。
プランターの場合は土の量が少ないとうまく土に返らない場合があるので、大きめのプランターを選びます。
埋葬したら、その上に花を植えても良いですね。
土葬のメリットとデメリットは以下のようになります。
メリット | デメリット |
自宅の庭など慣れ親しんだ場所に埋葬できる | 野生動物などに掘り返される可能性がある |
庭などがあれば都合の良い時に行える | 綺麗に土に返らない場合がある |
ほとんど費用がかからない | 引越しなどで家を離れる場合の考慮が必要 |
自宅の庭にいると思うと、旅立ってしまってからもいつも一緒に過ごしているようで温かい気持ちになれる場合も多いです。
火葬の場合は予約をして出向いたりしなければなりませんが、家族の都合の良い時にすぐ行えることもメリット。
安心して土葬できる場所がある場合は、選びやすい方法だと言えますね。
火葬の方法・メリットとデメリット
文鳥のような体の小さな動物は骨を残すことが難しいのですが、近年火葬技術が発達し、綺麗に残してもらえることも出来るようになりました。
火葬の場合は専門の業者にお願いすることになります。
「小鳥 火葬」などで検索すると見つかりますので、気になるところに問い合わせてみましょう。
内容や必要なものは業者によって違いますが、立ち合い火葬ができたり、骨を返してもらうか納骨するかを選べたり、自宅まで迎えに来てもらえる場合もあります。
火葬のメリットとデメリットは以下のようになります。
メリット | デメリット |
骨を返してもらえる(持っておくことが出来る) | 行ける範囲に火葬できる場所がない場合がある |
より葬儀感が強いので、気持ちの区切りがつきやすい | 移動火葬車の場合、場所を選ばないと苦情が来ることも |
納骨したりお経をあげてもらえる場合もある | 費用がそれなりにかかる |
小鳥を火葬できる場所はどこにでもたくさんある訳ではなく、返骨なしの場合もあるので、求めている場所が見つからないこともあります。
移動火葬車の場合は音や匂い・煙が出る場合が多く、住宅密集地などでは苦情の原因になることもあるので注意が必要。
良い場所を見つけられれば、人の葬儀と変わらないような見送りができ気持ちの整理がつきやすい場合もあるので、近所に無いか事前に調べておくと安心です。
我が家の旅立った子たちは火葬をしていただいたのですが、とても満足しています。よろしければ参考にご覧くださいね↓
葬儀は飼い主さんのためでもある
葬儀には文鳥を見送るだけではなく、飼い主さんの気持ちの整理をつけるという大きな役割があります。
いつまでもそばに置いておきたいのはもちろんですが、そうするとなかなか悲しみのどん底から抜けられないことも。
それが突然の別れやまだまだ若い子の旅立ちだった場合、尚更飼い主さんは悲しみや後悔の念から抜けられない場合があります。
感謝の気持ちを込めて丁寧にお別れをすることで、そういった気持ちに少だけ区切りをつけることが出来るもの。
そのために、自分と愛鳥に合った方法で見送ってあげましょう。
初めて愛鳥が旅立った場合、悲しい気持ちとともに「この後何をすれば?」と分からなかったり不安になることも多いもの。
昔は庭に埋めることが一般的でしたが、庭のない家も多い今、火葬と言う方法も一般的になりつつあります。
どちらでも都合の良い方で大丈夫なので、少し知っておいて、いざという時満足な見送りをする参考にして下さいね。
参考書籍