多くの文鳥が大好きで欠かせない水浴び。
自然界では成長すると水辺で水浴びをするようになりますが、飼い鳥の場合はこちらが場所を用意してあげなければする事が出来ません。
今回は水浴びを いつ頃から・どうやって・どんな容器でさせればいいのか、水浴びの必要性や注意点などをご紹介します。
かわいい水浴びの姿が見られるよう、参考にしてみてくださいね。
文鳥にとって水浴びはとても大切
野生の文鳥は高温多湿の環境で暮らしているので、羽毛に付いた寄生虫や汚れを取り除くために欠かさず水浴びを行っています。
綺麗好きな子が多く、水浴びが出来ないとストレスで気引きや体調不良になってしまう子も。
文鳥にとって水浴びは、心にとっても体にとっても大切なことなのです。
ペットの文鳥にとってはいい運動とストレス発散にもなりますので、文鳥と暮らす場合は必ず水浴びが出来る環境を整えてあげましょう。
水浴びの疑問を解決
文鳥にいつから・どうやって・どんな容器で水浴びをさせるといいのか など、よくある水浴びに対する疑問を紹介します。
いつから水浴びを始める?
個体差はありますが、生後1ヶ月頃から水浴び容器を置いておくと、自然と始める子が多いです。
最初は怖がったり不思議がったり、見向きもしないこともありますが、次第に慣れてくれるので、毎日欠かさず準備しておきましょう。
どうやって水浴びを覚えさせる?
水浴び容器を用意しておくと、こちらが教えなくても自然と始める子がほとんどです。
全く入る様子が無い場合は、飼い主が指を入れて水面をチャプチャプして見せたり、手に乗せたまま水浴び容器の近くまで行って慣れさせてあげると入りやすくなる場合もあります。
どんな容器を使えばいい?
特別な決まりはありませんが、「バードバス」として売られているケージの出入り口部分に取り付けられるものだと、取り付けておけば一日中文鳥が好きなときに水浴びが出来るのでおすすめです。
他にも、昔ながらの陶器の容器や置き型の容器なども売られています。
清潔であればどんな容器でも構わないのですが、成鳥になる前に使っていた容器を水浴び容器として認識し 生涯使う子が多いので、途中で他の容器には替えにくいということも頭に入れておきましょう。
冬でも冷たい水でいいの?
冬の水浴びは寒そうに見えますが、必ず冷たい水を用意しましょう(室温より低くすることが基本)
ぬるま湯やお湯にすると、文鳥が体にぬっているオイル(尾脂腺から分泌)が流れてしまい、皮膚までお湯が浸透してしまいます。
そうなると乾くまで時間がかかり、体温が下がり体調を崩す原因になります。
寒そうだなと感じる場合は、部屋の温度を上げるようにしましょう。
水は毎回入れ替えるの?
可能であれば、文鳥が入った後や気付いたときに替えてあげましょう。
水浴びはストレス発散でもありますが、それ以前に体を綺麗にするという目的があります。
それに綺麗好きな子が多いので、水が汚かったり、複数羽いる場合誰かが入った後だと入ろうとしない場合もあります。
水浴び用の水を飲むことも多いので、出来るだけ綺麗に保ってあげましょう。
水浴びをしない子への対処法
なかなか水浴びをしてくれない子の場合、無理に水の中に入れたりすると余計に怖がってしまうことも。
先に書いたように、まずは毎日水浴び容器を用意し、飼い主が指でチャプチャプして誘ったりしながら根気よく待ちましょう。
それでも水浴びをしない場合は、環境を見直してみましょう。
例えば、水浴び容器が気に入っていない・部屋が寒い・近くに何か気になるものや恐いものがある…など、何か原因があるのかも知れません。
文鳥が嫌いなもの・怖がるものなどはこちらに詳しく書いています↓
文鳥は水浴びが好きな子が多いですが、中には3.4日に一度しか入らなかったり、あまり好まない子も居ますので、あまり神経質にならずに見守りましょう。
水浴び時の注意点
先に書きましたが、必ず冷たい水で水浴びをさせることがひとつ。お湯は絶対に使わないでくださいね。
そして水浴びの後はしっかり乾かす(乾かせているか確認する)ようにしましょう。
しっかり乾かせていないと体温が低下したり、体調不良の原因になります。
まだ水浴びが上手で無いヒナや、体力の衰えてきた老鳥などは特に注意し、なかなか乾かせないようなら室温を高くしたりと工夫が必要です。
文鳥が水浴びをしている姿は、綺麗で可愛くて、とても癒されるもの。
そして文鳥の心と身体の健康にもとてもいいことです。
毎日水浴びが出来る環境を整えてあげて、文鳥の喜ぶ姿をたくさん見せてもらいましょう。
参考書籍
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