〈小鳥のお医者さん〉を読みましたので、レビューを書かせていただきます。
基本情報
鳥さんのお世話や食事、病気など飼い主の皆様が知りたい多くの情報がわかりやすく漫画で解説されています。
初めて鳥を飼う方も、飼育歴が長い方も、ぜひご家庭に1冊常備をオススメ致します。
目次
第1章 小鳥の飼い方
第2章 小鳥の気持ち
第3章 小鳥の病気
その他
書き下ろし TSUBASAとは
※本書は2012年発行の「【復刻&改訂版】小鳥のお医者さん」の新版です。
一度は絶版になり非常に入手が困難な本でしたが、復刻版が発売され、手に入れることが出来るようになりました。
再出版されるまで実に14年かかったそうですが、その間に変わった事(飼育や医療現場の環境等)の加味して改訂されていますので、今読んでも違和感なく役に立つ内容になっています。
鳥と暮らしているなら1冊は持っておきたい本
この本の特徴はなんと言っても鳥のQ&Aが漫画で描かれていること、そして小鳥の病院BIRD HOUSE院長の真田直子先生が監修されていることです。
漫画なので内容が頭に入りやすく、文字だけだと難しいような内容もすんなりと読み進めることが出来ます。
また、鳥を診られている先生が監修されているだけあって、知識と経験に基づいた分かりやすく信頼感のある内容です。
鳥と暮らしていると一度は疑問に思うようなことがたくさん載っていますので、持っておいて損は無い1冊です。
(なんだか偉そうな言い回しになってしまいましたが、本当に良い本です)
身近な疑問が解決されるところがいい
例えば鳥がかかる病気はたくさんありますが、難しい病名や珍しい病気の事を言われても、現実味も危機感もないのでなかなか頭に入ってきません。
ですがこの本では「鳥インフルエンザのこと」や「健康診断や検査について」「病気になったら暖めた方がいいの?」など、本当に身近で一度は気になりそうなことが多く描いてあり、興味を持って読み進めることが出来ますし役に立ちます。
鳥の飼い方の章も「鳥のひなを飼い始めましたが初めてなので飼い方がよく分かりません。教えて下さい」から始まります。
肩肘張らずに読み始められる素敵な本だと思います。
病気だけではなく、飼い方から鳥の気持ちまで…予備知識が無いお家にも
上に書いたように、とても初歩的で身近なことから書いてくれているので、これから鳥を飼いたいけれど初めてで…という家庭にもとてもオススメの本だと思います。
ヒナの挿し餌のことから載っていますし、病気のことに関してもよくかかるような病気が主ですし、事前にこういう症状があるんだなと知っておくと気付くことが出来ます。
また、子供が居る家庭に鳥を迎える場合、漫画なので子供でも読むことが出来るのでいいのではないでしょうか。
ついお菓子をあげてしまった…なんてことが無いようにして、出来るだけ健康で元気に過ごさせてあげたいものです。
私はこの本に対しての予備知識がなく、鳥の病気のことを書いてくれている本だと思って購入したのですが
それだけではなく、鳥と暮らしている人に役に立つ事がたくさん書いてある本でした。
初版は1998年とのことなので、実に21年も経っているのですが、改訂版とはいえ情報の古さを感じさせないところは流石だなと驚きました。
ちょっとでも気になる事があればぜひ、手に取ってみて欲しい本です。
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