文鳥も健康診断ができるの?診てもらいたいけれど病院を探せない、いくら掛かるか心配、何となく敷居が高い…という方も居るのではないでしょうか。
文鳥も健康診断ができますので、病院に連れて行く前の疑問や不安を一緒に解決していきましょう。
健康診断は〇〇な時に行く!
まず初めに、健康診断は愛鳥が健康な時に行くことをおすすめします。
明らかに体調が悪かったり 病気になってから病院に駆け込む場合、多くの飼い主さんは「先生お願いします!どうかこの子を助けてください!」という状態のため、冷静に話したり判断できない事がほとんど。
健康な状態で受診すれば落ち着いて色々と話すことが出来ますし、雑談の中で先生や病院の方針を知り、自分に合うかどうかの判断もできます。病気の早期発見にも繋がります。
また、健康診断に通っている”かかりつけ”の病院であれば、普段のその子の状態も把握しているはずですので、病気になった際も適切に対応してくれやすく、飼い主側も安心して任せることが出来ます。
健康診断は健康な時に、これがまず大事な一歩目なのです。
鳥を診られる病院の探し方
健康診断に行こうと思ったら、まずは鳥を診られる病院を探さなければなりません。
犬や猫と違い鳥をちゃんと診られる病院は多くありませんので ”鳥も診れます”という場合、実は適切に診ることが出来ず間違った処置をされてしまったという例も…
そうなってしまわないように、鳥を診られる病院の探し方を紹介します。
① web検索や専門誌で見つける
鳥を診られる事で有名な病院や鳥専門病院の場合、web検索で例えば”鳥を診られる病院”と入力すれば簡単に見つかります。
こういった鳥専門誌などに一覧が掲載されている場合もありますので、機会があればチェックしてみましょう↓
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ただ情報が古い場合もあるので、行く前に一度電話をして 鳥を診られるか確認することをおすすめします。
②「そのう検査」が出来るか問い合わせてみる
犬や猫にそのうはありませんので、そのう検査ができると言う事は鳥を診る技術と知識があると言うことです。
③「クラミジア(オウム病)」の検査が出来るか問い合わせてみる
オウム病の検査が出来る先生は鳥類学会と繋がりがあるため、鳥を診られる病院である可能性が高いです。
④鳥を飼っている知り合いに教えてもらう
実際に鳥を病院に通わせている人から話を聞けるのでれば、病院や先生の雰囲気も知ることが出来ますのでおすすめです。
SNS等の知り合いでも気軽に連絡できるような人がいれば、一度聞いてみることをおすすめします。
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有名な病院ではなくても、身近に鳥を診られる病院・先生が隠れている場合もありますので、気になったら一度問い合わせてみましょう。
健康診断にかかる費用
病院によって違いますが、診察・そのう検査・糞尿検査等で2000円〜4000円程度の所が多いようです。
お迎え検診(飼って初めての検診)等で病気や異常がないか細かく調べたい場合血液検査を行うこともありますが、費用は数万円と高く体に負担もかかるため、医師と十分に相談してから決めましょう。
健康診断の頻度は?
年に2〜3回(4ヶ月〜半年に1回)が一般的なようですが、通う病院が決まったら先生に相談してみてください。
例えば3ヶ月を過ぎると初診料がかかるので、年3回も4回も費用は変わらない…なんてこともありますよ。
当然飼い主さんが連れて行かなければならないので、飼い主さんの生活スタイルや仕事等を考慮して、無理なく通える範囲にしましょう。
病院や先生が合わないと感じたら?
有名な病院で評判のいい先生でも、人によっては合わないと感じたり疑問を抱くことも当然あります。
そういった場合まずは遠慮無く不安な部分や疑問に思うことを質問し、それでも解決しない・フィーリングが合わないようだと感じるようなら、セカンドオピニオンを行ったり新しい病院を探すことは悪い事ではありません。
病院には方針がありますし、先生もひとりの人間ですから、有名でも無名でも合う合わないがあって当然。
愛鳥が健康なうちに、自分と愛鳥に合う病院をゆっくり探していきましょう。
病院へのお出かけ方法
文鳥と一緒に出かけるためには、キャリーとキャリーを入れるバッグが最低限必要です。
普段のケージのままでは出かけられませんので、まず下のようなキャリーを1羽につき1つ用意します(複数羽一緒に入れているとどの子の糞か分からず検査できなくなるため)
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キャリーの中には止まり木・エサ・水(揺れて溢れるため少なめに)を用意し、底には新聞紙やペットシーツを敷きましょう。
足の弱い子・老鳥などの場合、おがくずのようなマットを敷いてあげても◎
そしてこのキャリーがすっぽり収まるサイズのバッグを用意。寒い時期はブランケットをかけたりケージの底にカイロを貼ったりして、少しでも暖かくしてあげましょう。
雛は基本的に連れて出歩かない
緊急事態でない限り、雛を連れての外出は避けましょう。健康診断は早くても羽毛が生え揃ってからで十分です。
特に寒い時期の外出は雛にとって即命に関わります。
どうしても病院に連れて行かなければならない場合は、プラスチックケースにフゴを入れ、毛布でくるんだりカイロを当てたりと出来る限りの保温をして出かけましょう。
挿し餌を卒業していない場合、給餌機やお湯の準備も必要です。
健康診断に行く行かないは各家庭の判断
人間と同じで”かかりつけ医”を決めていれば いざと言う時に慌てたりせずに済みますし、病気等の早期発見にも繋がりますので健康診断はおすすめですが、行く行かないは各家庭の自由です。
近くに病院が無くて通えないなど様々な事情もありますので、検診に行かないことが悪い事ではありません。
ただその場合も、定期的に通わなくても一度は病院を訪れ、いざと言う時の場所は見つけておいてあげてくださいね。
初めてだと少し敷居が高く感じる、文鳥の健康診断。
でも1度行けば次からは気が楽ですし、病気の早期発見や健康維持に繋がりますので、可能であればぜひ行ってみてくださいね。
健康診断は健康な時に!フィーリングの合う先生に出会えたら、鳥トークをするのも楽しいですよ。
※この記事は管理人の経験及び参考書籍・バードライフアドバイザーの講義の中でお聞きした内容を元に作成しています
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