可愛い文鳥、一体どれくらい生きるのか、出来るだけ長く一緒に居たい…と思いますよね。
今回はそんな文鳥の寿命のこと、出来るだけ健康で長生きしてもらうために出来る事などを一緒に学んでいきましょう。
文鳥の平均寿命
文鳥の平均寿命は7〜8年と言われています。
文鳥の年齢を、人間の年齢に換算してみると、このようになります(※諸説ありますので、あくまで目安です)
文鳥年齢 | 1歳 | 2歳 | 3歳 | 4歳 | 5歳 | 6歳 |
人間年齢 | 20歳 | 26歳 | 32歳 | 38歳 | 46歳 | 54歳 |
文鳥年齢 | 7歳 | 8歳 | 9歳 | 10歳 | 11歳 | 12歳 |
人間年齢 | 62歳 | 70歳 | 78歳 | 84歳 | 92歳 | 100歳 |
文鳥の8歳は人間の70歳と考えるとまだまだ若い気がしますが、9歳までの1年で人間の8年分歳を重ねると考えれば、この辺りが平均寿命と言われることも納得です。
平均寿命はあくまで”平均” 19歳まで生きた文鳥も
「文鳥生活(伊藤美代子著)」によると、ごんちゃんと言う19歳の文鳥がいたそう。この本が書かれた際にはまだ元気で健在だったようです。
ごんちゃんのお家では15歳くらいで亡くなる子が多かったとのことで、どうやら長生き家系のよう。
10歳程度の子は少なくありませんが、このように持って生まれた体質などにより長生きできる子も居ます。
反対に4歳程度で老化が見え始めたり、もともと体が弱くかったりと平均寿命の半分も生きられない子ももちろん存在します。
平均はあくまで目安と捉え、愛鳥の変化を見逃さないようにしてあげて下さいね。
文鳥に健康で長生きしてもらうために
自然界に老鳥は存在しません。そこまで生きることが出来ないからです。
健康な体を生まれ持ち、大切にしてくれる飼い主さんに出会った文鳥だけが、老鳥と言われるまで生きることが出来るのです。
もちろん弱く生まれてきて平均寿命まで難しい子も居ますが、その子にとって1日でも1年でも多く生きられたら、長生きができたと言うこと。
少しでも長く愛鳥と過ごせるように飼い主さんが出来ることは、快適に暮らせる環境を整えてあげること。その一例を紹介します。
食事内容
人と同じで食事は生きていく上でとても大切なもの。できればバランスよく、体に良いものを食べさせてあげたいものです。
初めて文鳥を飼う際はシードと呼ばれる種子を与えることが多いと思いますが、慣れてきて変えられそうならペレット食を検討すると◎
ペレットは文鳥の総合栄養食のようなもので、それだけで文鳥に必要な栄養が摂取できるように出来ています。
こちらに詳しく書いていますので、参考にしてみて下さいね↓
ケージを中心とした環境
ケージは文鳥にとっての家。とても大切な場所であり、ケージが寛げなかったり住みにくい環境だと 文鳥にとって非常に辛い状態になってしまいます。
サイズや使い勝手・中のレイアウトなどはもちろん、ケージの置き場所にも気をつけてあげましょう。
理想の置き場所は人の目線程度の高さで・どこか一面が壁に面した・直射日光は当たらないけれど明るい場所。
全てをクリアするのは難しいかも知れませんが、ケージは文鳥が長時間過ごす家なので、出来るだけ調整してあげられるといいなと思います。
ストレスの軽減
ストレスは心身の健康に大敵。文鳥が出来るだけストレスの少ない生活を送れるように注意してあげましょう。
怖いもの・苦手なものが側にあったりすることはもちろん、満足な食事がもらえなかったり、ケージ内が暑い・寒い、飼い主さんが構ってくれないなどもストレスの原因になります。
文鳥が怒ると言うことは怖い・嫌いなどストレスがかかっていることが多いので、怒っている原因を知るとより良い環境に導きやすくなります。
他にも出来ることは色々ありますが、共通することは文鳥にとってより良い環境を与えてあげられるよう、愛鳥の様子を見ながら臨機応変に対応していくと言うこと。
例えば老化が見え始めるとケージのレイアウトや食事内容を見直す時期がきます。ベストな環境は変わっていくものなのです。
かかりつけの病院を見つけておこう
若くても些細なことでも、文鳥の命に関わることが起こる可能性はゼロではありません。
鳥をちゃんと見られる病院はどこにでもあるわけではないので、ちょっと気になった時・いざという時に見てもらえる病院を探しておくことはとても大切になってきます。
その時の対応ひとつ、電話一本で愛鳥の命が救えるかも知れないのですから。
下の記事にも書いていますが、鳥を見られることで有名な病院はもちろん、小さな動物病院でもちゃんと鳥を見られる先生がいる場合があります。
まずは電話で問い合わせをして見るといいかも知れませんね。
文鳥の平均寿命は7〜8年、これを長いと捉えるか短いと捉えるかは飼い主さん次第ですが、出来るだけ健康で長生きして欲しいと願うもの。
持って生まれた体は変えられませんが、飼い主さんがより良い環境やたくさんの愛情を与えてあげることは出来ますので、そうして出来るだけ長く一緒に居られるようにしたいものですね。
平均寿命や老鳥と言われるまで生きられたら、それは自然界には存在しない、とても幸運なことなのです。
参考書籍
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