文鳥をもう一羽飼いたいけれど、ケージは1つのままでもいい?一緒に暮らせる?仲良く出来るか心配…
すでに文鳥と暮らしている場合、新しい子をお迎えする時は色々と考えますよね。
文鳥同士は工夫すれば必ず仲良く出来るものなのか?準備が必要?など、お迎えしてから慌てないよう事前に少し学んでみましょう。
文鳥同士は必ず仲良く出来る?
同じ文鳥同士だから仲良く出来そう、たとえ仲が悪くても心配するほどではなさそう…と思われるかも知れませんが、答えはNOです。
文鳥は縄張り意識が強く、非常に繊細な生き物。怒りっぽいと言われるのもこの繊細さ故です。
そのため気が合わないと仲良くする事はおろか、怪我をするような喧嘩にも発展することがあるので、同じケージで生活することが難しい場合も。
もちろん相性が良ければ お迎えした時期が違ってもペアになったり仲良くひっついたり…ということもありますが、必ず仲良く出来るわけではないと言うことを知っておいてくださいね。
★繊細さ故、文鳥が怒る理由はこちらに詳しく書いています↓
とは言え”程々の仲”になる場合が多い
極端に相性が悪かったり、逆に初対面からどちらかが熱心にアプローチしたり短期間でペアになる場合もありますが
付かず離れず、大喧嘩をするほどでもない”程々の仲”になるパターンが多いです。
一緒に暮らしていくうちにお互いの存在を認識し、関係も変化していきますので、時間をかけて文鳥同士の相性を見極めましょう。
仲良くなれる?新しい文鳥を迎えたら気を付けること
出来るなら仲良くなって欲しいものですが、相性次第。ですがお互いの安全と警戒心を解くために、飼い主さんも少しサポートをしてあげましょう。
いきなり一緒に放鳥せず、お互いの存在を認識させる
ペットショップなどから迎えられたばかりの子は、緊張したり環境の変化に戸惑っていることが多いもの。
先住の文鳥も、新入りの子に驚いているに違いありません。
先に居た文鳥からすれば飼い主さんのことを好きなほど、嫉妬したり複雑な気持ちになっていて、攻撃的になることも。
まずは一緒に放鳥せず、ケージ越しなどでお互いの存在を認識させていきましょう。
特にお迎えした子が雛の場合、逃げようとして飛べずに落ちてしまった・成鳥に突かれて怪我をしてしまった といった事故も起こりやすいので
若鳥(生後3ヶ月程度・成鳥と変わらない体型でしっかり飛べる)になってから一緒に放鳥した方が安全です。
早く一緒にした方が仲良くなれると言うわけではないので、お互いの認識具合を見て調整してあげてくださいね。
時間をかけて見守る
文鳥同士があまり仲良くなさそうだからと言って、無理に近づけたり同じケージに押し込むのは逆効果。
初めは仲が悪そう・素っ気ない感じに見えても、徐々に関係が変化することもありますので、大きな喧嘩などがなければ気長に見守りましょう。
文鳥自身も歳とともに落ち着いたりと変化が出てきますので、お互いが年を重ねるごとに関係性が変わってくることもあり得ます。
お見合いは必要?
ブリーダーさんなどでお見合い(家の文鳥を連れて行き、触れ合わせて相性を見ること)をさせてくれる場合もありますが、必ず必要と言うわけではありません。
お見合いで相性が良さそうでも連れて帰ってみるとそうでもなかった と言うこともありますし、一緒に暮らしていくうちに関係が変化してくることもあります。
ペットショップなどでは難しいことなので、機会があって試してみたいと言う場合はいいかも知れませんね。
全てが2倍になる可能性もあると心得て
あまり相性が良くない場合、もしくは相性はそこそこでも同じケージだとあまり上手くいっていない などの場合、ケージは2つ(1羽につき1つ)用意する必要があります。
そうなると当然保温器具などのケージの設備、掃除の手間、電気代も2倍になります。
一緒に放鳥できない場合は放鳥時間も2倍必要になります。
もちろん、可愛さも2倍になりますので脅すわけではないですが、「同じ文鳥だし仲良く出来るだろう」「ちょっと仲が悪くても一緒のケージでいいだろう」とせず、臨機応変に対応してあげられる前提でお迎えしてあげてくださいね。
可愛い文鳥、もう一羽飼いたいと思う方もいらっしゃるはず。
仲良くなってくれればベストですがそこは人間と一緒、相性がありますので無理強いする事は出来ません。
長い目で見守って、対応してあげてくださいね。
※この記事は管理人の経験を元に書いています。ご家庭や状況により当てはまらない場合もありますが、参考にご覧ください。